もうひとつの観光ルート、ヨーホー国立公園

エメラルドレイクはカヌーやハイキングなど、アウトドアが気軽に楽しめえるエリア (C) Tourism BC/Dave Heath

エメラルドレイクはカヌーやハイキングなど、アウトドアが気軽に楽しめえるエリア (C) Tourism BC/Dave Heath

カナディアンロッキー観光のメインルートであるアイスフィールド・パークウェイはレイクルイーズから北へ進みますが、ヨーホー国立公園は西へと進みます。比較的小さな国立公園にはエメラルドレイクとタカカウの滝という2つの見どころがあり、これにモレーンレイクを加えたコースが、ヨーホー国立公園観光として、所要7時間程度のオプショナルツアーなどで催行されています。

ヨーホーというのは先住民の言葉で「!」、「素晴らしい!」といったようなことを意味し、この公園内を観光すると、畏敬の念を持って接するほど、豊かな自然に恵まれていることが分かるはず……。

では、この国立公園の見どころをご紹介します。

ヨーホー国立公園へのアクセス

ヨーホー国立公園の各ポイントの位置関係

ヨーホー国立公園の各ポイントの位置関係

このエリアには公共交通機関はなく、前述のようなツアーに参加するか、レンタカーで回る以外に方法はありません。いずれのポイントへもレイクルイーズからクルマで45分以内でアクセス可能。レイクルイーズまでのアクセスについては、カナディアンロッキーへのアクセスの記事をご参照ください。

上記地図の道路の中で、タカカウの滝へ向かう道路と、グレートディバイドを経由する道路は冬季閉鎖となります。通常6月から9月のみのオープンなので、要注意。特にタカカウの滝への道路は雪崩の多い区間で、6月中旬までオープンがずれ込むことも珍しくありません。どうしても見たい場合には、7月以降の訪問が無難です。

見られる期間が長い湖、エメラルドレイク

透き通ったグリーンの湖面は、まさにエメラルドレイク (C) エメラルドレイクundefined写真提供:Tourism BC/Albert Normandin

透き通ったグリーンの湖面では、ビーバーが見られることも! (C) Tourism BC/Albert Normandin

エメラルドグリーンの湖面が美しいその名もズバリ、エメラルドレイク。カナディアンロッキー観光のベースとなるバンフ(標高約1300m)やレイクルイーズ(標高約1700m)に比べ、標高約1000mと較的標高の低い場所にあるため、他の湖に先駆けて氷解します。レイクルイーズを始め、他の湖が6月初旬まで氷解しないことが多い中、エメラルドレイクは例年5月初めには美しい湖面を見ることができるため、特にシーズン初めには、観光に欠かせない湖です。

湖畔にはレンタルカヌー、カフェテリア、そして、宿泊施設のエメラルドレイクロッジがあります。記事のトップにもある写真のように、エメラルドグリーンの湖面でのカヌーは爽快。時間があれば、ぜひ試してほしいアクティビティです。

落差はナイアガラの5倍! タカカウの滝

氷河の溶け水がそのまま流れ落ちるタカカウの滝 (C) Tourism BC/Albert Normandin

氷河の溶け水がそのまま流れ落ちるタカカウの滝 (C) Tourism BC/Albert Normandin

タカカウの滝の落差は諸説様々。というのも、落差が大きすぎるため、滝の下には滝つぼがなく、水しぶきが周囲に拡散し、どこからどこを滝と考えるかによって、その落差が異なるためです。その落差は最高で約380m、最低で約250m。最高の数値を取ると、カナダでは2番目の落差を誇る滝となります。

でも、実際に滝のすぐそばまで行くことができるので、そこで見上げてみてください。その雄大さを見ると、細かな数値なんて、どうでも良くなりますよ。

時間があれば、立ち寄りたいポイント

■ナチュラルブリッジ
エメラルドレイクへの途上にあるポイントで、川の侵食により、自然の岩が橋のような形状になったもの。エメラルドレイクに行くなら、5分ほどの停車で楽しめるポイントなので、ぜひ立ち寄ってみたいポイントです。

■スパイラルトンネル
レイクルイーズの方向からヨーホー国立公園に入ってするにある展望台。勾配がきついために作られた、鉄道のループ式のトンネルが見られます。長さ2km以上もある貨物列車が通過する際には、列車の最後尾がトンネルに入らないうちに、先頭の機関車がトンネルから顔を出すという変わったシーンが見られます。

■グレートディバイド
レイクルイーズからヨーホー国立公園へ抜ける旧道沿いにあるポイント。小さな川が2つにわかれ、片方は太平洋、もう片方は大西洋へと流れるという、分水嶺を実際に目にすることができます。
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