観る人を魅了する、思春期独特の感情の歌
■作品名『グリース』
■監督
ランダル・クレイザー
■主演
ジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン・ジョン
■DVD/Blu-ray発売元
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
一度はみなさんも聞いたことのある曲が、実はこちらの作品から……ということがあると思います。今はドラマ『Glee』や数々のスクール系ミュージカルがありますが、おそらく『グリース』は元祖と言っても過言ではないはずです。
『グリース』は若かりし頃のジョン・トラボルタ扮するダニーと、歌手のオリビア・ニュートンジョン扮するサンディの恋の物語なのですが、そもそもは休暇中にリゾートで出会った二人は「ひと夏の恋」をします。しかし後日サンディが転校した学校でダニーと運命的再会を果たすことができました。
ところがダニーはいわゆる不良少年。友達の手前、つれない素振りをしてしまいます。
恋する気持ち、もどかしさ、周囲の冷やかし……思春期独特の感情が歌になって観る人を魅了してくれます。
■個人的おすすめシーン
私の好きなのは『愛のデュエット』(原題You’re The One That I Want)を歌う2人のシーン。
トラボルタの声の高さには少し驚きましたが、いつもシリアスな役の多い彼の歌うシーンはかなり感動で、幸せな気分にさせてくれる『グリース』のサウンド・トラックを私は買ってしまったほど気に入っています。
この二人の恋の行方をぜひ映画で見届けてください。