マニア心をくすぐる細かい設定が嬉しい作品
「タイム・アフター・タイム」(原題:Time After Time)
■監督・脚本ニコラス・メイヤー
■主演
マルコム・マクダウェル、デビッド・ワーナー、メアリー・スティーンバージェン
■DVD発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開される16年も前に、
こんなにも楽しいタイムトラベルの映画があったことに嬉しくなります。
19世紀末のロンドンから現代(1979年)に逃げてきた”切り裂きジャック”と、彼を追ってやってきた”SFの父”H・G・ウェルズという2大キャラクターの対決!!
この登場人物とタイムマシンが出てきて面白くないわけがない。
期待通り楽しませてくれる映画です。
無駄な説明を省いてテンポ良く進むストーリーが、観客を映画に引き込みます。その反面、マニア心をくすぐる細かい設定がちりばめられているのも嬉しい。
本作を鑑賞後、他のタイムトラベル映画も見たくなるのも魅力の一つ。
- 本作のタイムマシンは、H・G・ウェルズの小説が原作の『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1960年公開)に倣ったデザインになっている。
- ヒロインを演じた女優は、後に『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』に出演。本作同様、タイムトラベラーと恋に落ちる女性を演じている。
個人的には、古い映画で無名時代の俳優の姿を探すのも好き。
本作では、子役に注目。
『グーニーズ』のマウス役や『スタンド・バイ・ミー』のテディ役を演じて数年後に人気子役となるコリー・フェルドマンのデビュー作です。
可愛くてあどけない坊やだったんですね。
楽しみ方は色々ですが、
サラリと見て楽しむのも、じっくり見るのもオススメの一作です。