晴天率が高く、温暖なロサンゼルスでマラソンを
全米の中でも健康志向が最も強いアメリカ西海岸。年々ランニング人口も増え続けています。ここで行われる最大のマラソン大会が「ロサンゼルス・マラソン」。1984年のロサンゼルス・オリンピックを機に始まり、参加者が2万人を超える大型大会に成長しています(2013年の参加者は24000人)。延べ46万人が体験! 毎年3月開催、ロサンゼルス・マラソン
「Stadium to the Sea(スタジアムから海へ)」というキャッチフレーズのロサンゼルス・マラソン。スタジアムとはロサンゼルスを本拠地とするメジャーリーグのドジャース球場。Seaとは、トレンドの発信地でもあり、人気観光地としても全米や世界からたくさんの人が集まるビーチシティ、サンタモニカです。球場からチャイナタウン、リトル東京、ダウンタウン、ハリウッドなどをたどって走るコースは、まさにロサンゼルスの名所巡り。
ゲイの街として有名なウエストハリウッド、高級ブティックが並ぶビバリーヒルズのロデオドライブを通り、閑静な住宅が並ぶ街並みを通り抜けて、広々としたカリフォルニアの象徴ともいえるサンタモニカのビーチでゴール。次から次へとシーンが代わってランナーたちを楽しませてくれます。
沿道には途切れることなく地元の方々が声援にかけつけ、ボランティアがエイドステーションで水やスポーツドリンクを渡しながら元気づけてくれます。
平たいイメージのロサンゼルスではありますが、道中には激しい上り下りがあり、坂道を走り慣れていないランナーには厳しい場面も。制限時間は8時間。3月のロサンゼルスは早朝の気温は低く、日が昇るまでは10度を切っていることもあるのでスタート前の寒さ対策は必須です。
日が昇ると逆に20度から25度くらいになることもあり、強い日差し用にサングラスや帽子、日焼け対策も必要となってきます。詳しい情報は、ロサンゼルス・マラソン公式サイトや、日本の旅行会社が提供するツアー情報などをご確認ください。
3つ走れば記念品ももらえる! ビーチシティ・チャレンジ!
年中気候が安定したロサンゼルスでは、常に各地で大小のマラソン大会が行われていますが、中でも人気の高いのが下記の3つの大会です(実際の開催時期については、それぞれの公式サイトをお確かめください)。- サーフ・シティUSAマラソン(ハンティントン・ビーチ。例年2月開催)
- OCマラソン(ニューポート・ビーチ。例年5月開催)
- ロングビーチ・マラソン(ロングビーチ。例年10月開催)
さすが大都市ロサンゼルスだけあって、いずれも2万人を超える規模のビッグイベントです。フルマラソンとハーフマラソン(21キロ)が併設され、入門者にも最適。
そしてさらに、この3つの大会を連続して走ったランナーには、記念のメダルがもらえる「ビーチシティ・チャレンジ」という企画が用意されています。どの大会が起点でも構わないのですが、必ず3つを連続で出ることが条件。フルでもハーフでも構わないのが大らかなところです。
ほとんどのランナーが地元在住者。混じって走れば、アメリカンな雰囲気にどっぷりとひたれることでしょう。スポーツをテーマとした新しい旅を楽しんでみましょう。