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しつけの差が出る! 教えておきたい洋式トイレの使い方・マナー

トイレの使い方は、親のしつけや日頃の家庭での様子が見えてくるものです。次に使う人が気持ちよく使用できるように、また外出先で洋式トイレを借りたときに恥ずかしい思いをしないためにも、子どもにトイレマナーを身につけさせておきましょう。

田宮 由美

執筆者:田宮 由美

子育てガイド

洋式トイレの使い方で、日頃の家庭の様子や親のしつけが見える!?

しつけで教える洋式トイレの使い方・マナー

トイレの使い方に日頃の家庭での様子や親のしつけの差が見えてくるものです

毎日必ず使うトイレは、親のしつけや日頃の家庭での様子が見えてくるものです。トイレマナーは、次に使う人が気持ちよく使用でき、また外出先やよそのお宅でトイレを借りたときに恥ずかしい思いをしないためにも、子供に身につけさせておきたいものです。では、親はどのようにトイレマナーを教えればよいのでしょうか。具体的にお伝えしていきます。
 
<目次>
 

子供に習慣づけたいトイレマナー
その1.ドアは閉めて用を足す

トイレで用を足すときは、ドアを閉めます。当然のようですが、家庭では慌てているときなど案外閉めていない子もいるようです。またトイレの練習を始める幼児期にドアを開けて見てあげて以来、そのまま開けっ放しにする習慣がついてきている、というご家庭も少なくないのでは。子供がトイレを一人で使えるようになったら、ドアを閉めることを意識づけしてあげましょう。
 

その2.便器のフタを開けて、便座は下ろす

便器のフタが閉まっていたら開けます。そして便座が上がっていたら下ろします。ただし男の子のオシッコの場合、便座は上げましょう
 

その3.トイレットペーパーは適量巻き取り、きれいに切る

完全に用を足し終えたら、適切な分量のトイレットペーパー巻き取り、使います。多く巻き取りすぎたり、反対に少なすぎることなく、オシッコの場合、ウンチの場合、それぞれ体験をもって教えておきましょう。
 

その4.用を足し終えたら、水を流す

トイレットペーパーを使い終わったら、トイレの水を流します。ウンチのときは「大」、オシッコの時は「小」の方にレバーを回し、流し忘れないようにしましょう。
 

その5.用を足し終えたら、フタを閉める

トイレを使用し終わったら、便座やフタはきちんと閉めます。
 

その6.手を洗い、使ったタオルは整えて掛けておく

最後に手を洗います。手洗いがトイレの奥に設置されている場合、子どもの手が届きにくいことがあります。そのときは、水が周囲に飛び散ることがありますので、洗面所で洗うのもよいでしょう。
 

その7.スリッパは揃えて脱ぐ

トイレを出るときスリッパは、次に使う人が履きやすい向きで揃えて脱ぎましょう。
 

その8.男の子の場合、飛び散りの注意を

男の子のオシッコの場合、どうしても飛び散りが気になります。きちんと便器の正面に立って、飛び散らないように注意しましょう。そして少しくらいの飛び散りや汚れであれば、トイレットペーパーを使い、自分で拭くように促しましょう。もし、かなり汚してしまった場合は、「お母さんに教えてね」と言っておくといいですね。
 

その9.女の子場合、きちんとナプキンの処理を

女の子でナプキンを使用した場合、ナプキンを包装してある紙で包むか、若しくはトイレットペーパーで包み、汚物入れなど所定の所に捨てることを教えておきましょう。
 

その10.電気をつけたときは消す

もし電気をつけた場合は忘れず消すなど、最後に次の人が使うことを考えて、トイレを確認しましょう。
 

進化するトイレ機能も伝えておく

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「トイレ、上手に使えるね」「いつもキレイに使ってくれてありがとう」と親のその言葉が、より子供のトイレマナーを向上させるでしょう

最近は、お尻を洗浄する温水洗浄便座が増えてきています。使用する場合は、お尻の位置や水の勢いを確認してから開始ボタンを押し、数秒水流で洗い流したら終了ボタンを押します。その後トイレットペーパーで拭く場合や、乾燥機能がついているものもあります。

またトイレのドアを開けると自動で便器のフタが開くものもあります。自動の便器を自宅に設置している場合、よそのトイレを使用する際、フタを閉め忘れる場合もあるので、気をつけましょう。

トイレの便器も最近はどんどん進化しています。外出先やよそのお宅でトイレを借りるとき、自宅のトイレと違ったタイプのこともあるでしょう。その場合、焦らないように、いろいろなタイプがあることを事前に教えておくといいですね。
 

次に使う人の気持ちを考えられる子に

トイレは個室で、1人で入るものです。誰も見ていないから、つい雑に使用してしまうか、次の人が気持ちよく使用できるように使うか、それはその人次第です。「誰も見ていないから、汚しても分からない」という気持ちは、トイレマナーが悪いだけでなく、その人の生活全てにその姿勢が表れてくるものです。

最近よく公衆トイレに「いつもキレイに使って頂き、ありがとうございます」という張り紙を見かけることがあります。「キレイに使ってください」「汚さないでください」だと、まるで自分が汚く使っているみたいに感じ、がっかりした気分になったり、反発心が起こることがあるでしょう。

子供の心も同じです。「トイレ、上手に使えるね」「いつもキレイに使ってくれてありがとう」と親のその言葉が、より子供のトイレマナーを向上させるでしょう。

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