大学生の就職活動/就職活動の選考対策

夏休み中に内定を獲得する就活必勝講座【企業選び編】

夏休みに就活の再スタートを切るために、今までの就活の振り返りと目標設定を前回行った。いよいよ企業アプローチをしようと思っても、採用活動を終了する企業が出てきている中で何から始めてよいかわからない学生も多いだろう。今回は夏休みの時期に有効な「企業アプローチの方法」を解説していく。

小寺 良二

執筆者:小寺 良二

ライフキャリアガイド

企業に興味を持てるアンテナを増やす

「もう大手企業の採用も終わっている中で、受けたいと思える企業がありません」

この時期に就活を再スタートする学生が持つ共通の悩みだ。多くの大手企業は6月までに内定を出し切り、当然採用活動を終了している企業も多い。もし今まで「企業名」のみで惹かれて応募していた学生にとっては、確かに大手企業の秋採用を待つしかないのかもしれない。

しかし就活というのは面白いもので、ほとんどの内定者の話を聞くと最終的には最初志望していた業界や企業以外から内定をもらい満足している学生が多い。まだ未内定の学生は今こそそんな「新たな出会い」を積極的に求めて欲しい。

さて、ではどうすれば今から「受けたい!と思える企業」と出会えるのだろうか?

ポイントは自分の中の「企業に興味を持てるアンテナを増やす」ことだ。

ぜひ支援者に相談しながら企業に興味を持てるアンテナを増やそう!

ぜひ支援者に相談しながら企業に興味を持てるアンテナを増やそう!

例えば、今まで広告業界に興味があって電通や博報堂を受けてきた学生にとっては、その2社が落ちた時点で広告業界で働く希望を失ってしまうかもしれないが、諦めるのはまだ早い。

ぜひ広告業界や電通、博報堂に「なぜ興味を持ったのか」を自分に聞いてほしい。きっと何か理由があったはずだ。「広告を作りたかった」なのか、「映画に関わりたい」なのか、その理由をヒントにして「興味が持てるアンテナ」を増やしていく。

もし「広告」という軸が見つかれば、世の中にはまだたくさん仕事で広告を作れる会社がたくさんある。広告といっても色々あって、採用活動に使う求人広告から、商品の販促で使うポスターの制作など、会社によっては事業はさまざまだ。しかしすべて広告に関わる仕事は出来ると思うと興味を持つことは出来るはずだ。

ただそんな自分の興味や今までの軸を大事にした企業選びを応募会社を全体の50%くらいにしておくと良い。残りの50%の企業は、今までまったく興味がなかった、アプローチもしたことのなかった企業で「たまたま今募集していたから」という理由で受けてみよう。そしてその会社の説明会や面接の中で「面白そうだな」と思うものを見つけてみよう。興味を持てるアンテナを増やしておけば必ず興味を持てるポイントは見つかる。

では、今の後半戦の時期にどのようにして企業情報を集めていけばよいのだろうか?

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