バンクーバー/バンクーバー基本情報

バンクーバーの季節・気候・旅の服装

カナダと言えば、寒いイメージがありますが、バンクーバーの冬は日本並み。そして、夏はさわやか! そんな、バンクーバーの気候や服装についてご案内します。

執筆者:下村 猛

過ごしやすい夏と雨が多い冬が特徴のバンクーバー

さわやかな気候の夏のバンクーバーundefined写真提供:Tourism BC

さわやかな気候の夏のバンクーバー 写真提供:Tourism BC

3月下旬には桜が咲くものの、季節感としては冬undefined写真提供:Tourism BC

3月下旬には桜が咲くものの、季節感としては冬 写真提供:Tourism BC

一般に、「寒い」というイメージがあるカナダ。バンクーバーは緯度では北海道よりも北にありますし、まして冬季オリンピックが行われた場所。冬の厳しさはどれほどだろうと思うかもしれませんが、バンクーバーの冬は拍子抜けするほど「普通」。冬季オリンピック開催中はまれに見る暖冬ということもありましたが、雪がなくて困ったほどでした。

バンクーバーの冬は11月ごろから始まります。真冬でも気温は東京よりもほんの少し寒い程度。町中では雪が降ることも少なく、気温が氷点下になることはあまりありませんので、東京あたりで冬の最も寒い日を想定した服装で大丈夫。ただ、冬は雨が多く、特に冬の始まりと終わりはまるで雨季といってもいいほど! 日本の梅雨を凌ぐほどの雨量なので、雨具の用意をお忘れなく。

3月に入ると梅や桜が咲き始め、見た目には春らしくなるのですが、まだまだ気温は低く、コート姿の人が大半。桜が咲いていても、4月までの気候は冬と考えてよいでしょう。

秋のバンクーバー。広葉樹は多いものの、紅葉よりも黄葉が中心undefined写真提供:Tourism BC

秋のバンクーバー。広葉樹は多いものの、紅葉よりも黄葉が中心 写真提供:Tourism BC

5月に入ると、一気に初夏の様相を呈し、さわやかな夏が始まります。バンクーバーに限ったことではありませんが、春はあっという間に通り過ぎてしまい、春を感じる時間もありません。

7月に入ると本格的な夏シーズン。近年温暖化の影響か、真夏には30度を超えるような日も何度かありますが、概ね25度前後の過ごしやすい気候です。逆に夜は10度台まで下がることもあり、肌寒いこともあるくらいなので、夏の旅行でも、秋の始まりくらいの服装を持参してください。

そして9~10月には街路樹が色づき始め、めっきり秋。11月には冷たい雨が降り始め、冬が始まる……という具合です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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