土地活用する際には綿密な事業計画必要です
多くのメリットが期待できる土地活用ですが、事業の成功には事前のマーケティングや、綿密な事業計画が必要で、無計画に賃貸住宅を建てるのは禁物です。地域特性にそぐわない建物を建ててしまうと、とりあえず相続税評価額を下げることができたとしても、長期の空室が続いてしまい、賃料収入が得られず、収支がマイナスになってしまうこともあります。それこそ、本末転倒です。また、賃貸住宅は一度建ててしまったら後戻りが難しく、「駐車場の方がまだ良かった」などということが無いようにしなければなりません。しかし、土地活用は、その後の人生を左右し得る一大事業であるにもかかわらず、すべて人任せにしてしまう家主さんも多くいらっしゃいます。建築会社に勧められるがまま賃貸住宅を建てたものの、ずさんな計画で損失を被ってしまうようなことの無いよう、信頼できる有能なパートナーを見つけておくと安心です。
例えば、コンサルタント会社はその土地にあった複数の建設会社や設計事務所をコーディネートして、判断に必要な比較表などを整理し、中立的に導いてくれます。建築費の高い安いはもちろん大切ですが、有利な資金調達によりコンサルタントフィー以上の効果も期待できますので、ネットなどを活用するなどして、情報のアンテナを高く張り、まずはコンサルタント探しにチャレンジしてみましょう。
また、敷地条件やオーナーさんの性格によっては、ハウスメーカーに頼んだほうが適切な場合があります。その場合でも、3社ぐらいのプレゼンを中立的なコンサルタントに比較表を作ってもらったほうが安心です。メーカーによって、標準仕様やオプション、品質が大きく違ってきますのでご注意ください。