乗り味や装備の充実ぶりを考えるとおいしい一台
ベストセラーであることは間違いないのですが、近年はアメリカでもメルセデス・ベンツやBMW、ポルシェといったドイツ勢SUVに押されていることも事実。クルーズコントロールや6連装CDチェンジャー、本革巻ステアリングは標準装備。エディバウアーはステアリング上にオーディオとエアコンのスイッチが備わり、エアコンが左右独立式となります
そのドイツ勢がセダンなどと同様にモノコックボディ(ボディ一体型)なのに対し、このエクスプローラーは、トラック系に多いフレームとボディが別々という旧態然の作り。
もちろんモノコックじゃなければ車じゃないのかと言われれば否で、実際トヨタも現行ランドクルーザーではあえてフレームとボディを分けた構造を採用しています。
エクスプローラーも、4輪独立懸架式サスペンションを採用するなど、独自のノウハウでオンロードでの乗り心地やオフロードでの走破性を両立させています。昔のアメリカ車のイメージからすれば随分とシャキッとした乗り心地。
とはいえドイツ勢と比べればちょっぴりゆるい。ライバルほど高速道路を飛ばして走りたいとは思わない。でも、そこがこの車の味ではないかと思うのです。だいたい、小柄な日本人からすると大柄なシートは、イスではなくソファーみたいなもの。それがいい味になっています。
全席3点式シートベルトを装備。3列目シートを折りたたむと、きれいにフラットとなり、1234Lという大容量のラゲージを確保できます。またリアゲートのガラスハッチのみの開閉も可能です
V8の4.6Lを積むトップグレードのエディバウアーは本革シート、サンルーフ、ドライバーの体格に合わせてアクセル&ブレーキペダルの位置を調整できる電動アジャスタブルペダルが標準装備。
またV6の4Lを積むXLTとエディバウアーはともに、フロントは電動パワーシート(エディバウアーは10way、XLTは6way)、クルーズコントロール、コーナリング時に車両を安定させるアドバンストラックなどが標準装備されます。
つまり、100万円台で買えるSUVとしては十分おいしいってことです。子どものためにミニバンを買うなら、砂浜でも雪道でもへっちゃらな4WDのSUVのほうが私としてはおススメ。
装備も充実していて、郊外の大きなショッピングモールへのお買いものも、なぜかセレブ気分に浸れるエクスプローラーは、中でもおいしいと思いますがいかがでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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