2006年モデルでも100万円以下から見つかる
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はフォードエクスプローラー(旧型)をご紹介したいと思います。V6の4Lエンジン+5ATのXLTと、V8の4.6L+6ATのエディバウアーが基本グレード(2006年モデル以降)。そのほかにお買い得感のある特別仕様車がいくつか登場していますから、それを狙うのも手です。写真はエディバウアー
デビューは2001年8月。本場アメリカで長らくベストセラーとなったSUVです。手元の資料では、初代が登場した1990年から2003年の14年間はトップだとフォードは誇っています。
つまり、アメリカでは郊外のスーパーマーケットで少しファットな奥さまが、いくら一週間分だとはいえ「ホントにそれだけ食べるのか?」と思うほどの大量の食材を積む代名詞みたいな車です。
全長は5mに届くかという4930mmで、全幅1870mm、全高1835mm。日本ではトヨタランドクルーザーとだいたい同じくらいという堂々としたサイズですが、アメリカへ行けば「中型」。
まあ、トヨタアルファードクラスがミニバン、ミニサイズのバンですからね、スケールの感覚がアメリカはちょっと違うんですよね。
2006年モデル以降に標準装備されたアドバンストラックは、トラクションコントロールやESP(横滑り防止装置)などと連携し、路面を問わず車両を安定させ、コーナリング時の車体の傾きを検知してスピンや横転を防いでくれます
ともかく、その恵まれた体格を活かして、先の奥様方の食料をたっぷりつめるラゲージには3列目シートも潜んでいます。よって乗車定員は7名。
3列目に大人がずっと座るのは苦行になると思いますが、国産のコンパクトミニバンの3列目と同じようなものですから、小さなお子さまだったら大丈夫。ですからファミリーカーとしてもオススメです。
というか、国産のコンパクトミニバンよりはちょっとしたセレブに見えます。それがお手頃価格だからおいしいのです。
デビューしてもう10年以上経つので、100万円以下で十分狙えるのはもちろんですが、大きなマイナーチェンジが行われた2006年モデル以降の車も、100万円を切ってきました。
原稿執筆時点での最安値は88.8万円。2006年式/5.2万km/修復歴なしのXLTです。新車時価格は425万円ですから、夏のバーゲンもビックリの約80%オフ。新車時452万円したエディバウアーも、2006年式/5万km/修復歴なしがフォードディーラーで168万円です。
もちろん価格以外の魅力もたっぷりあります。次ページ以降でさらに詳しく見ていきましょう。