食事ダイエット/食事・生活習慣改善ダイエット

ダイエットのための食事と運動の組み合わせ方

ダイエットのために、どんなに食事改善を行っても、運動を頑張っても痩せない方はまずは、食事と運動のタイミングの見直しを行ってみましょう。ダイエットにおいて組み合わせとタイミングは外せないポイントです。

執筆者:阿部 エリナ

ダイエットのための食事と運動の組み合わせ方

ダイエットのためにせっかく運動を頑張っても、食事の摂り方が間違っていると減量や体型の変化は望めません。ダイエットだからと、運動を一生懸命頑張って食事量を減らすのは、脂肪燃焼や筋肉づくりができなくなるのでNG。でも、もちろん食べ過ぎもNG。食事と運動の正しい組み合わせ方を理解して、効率良くダイエットを進めていきましょう!

運動前の食事

脂肪燃焼を活発にするためには満腹よりも多少空腹を感じるくらいが効果的ですが、空腹感が強すぎると運動中に体調が悪くなり危険です。運動強度や内容によって時間を決めておきましょう。

■有酸素運動のみ行う場合
ダイエットでは食事と運動の組み合わせ方が重要

ダイエットでは食事と運動の組み合わせ方が重要

有酸素運動のみ行う場合は運動の3~4時間前までに食事を済ませておきましょう。有酸素運動による脂肪燃焼を活発にしたいなら、少し空腹を感じた状態で行うのがベストです。ただし長時間の運動は危険です。運動は30~40分間程度で終わらせましょう。食事の内容はバランス良く、が基本です。1汁2菜で、たんぱく質と野菜もしっかり摂取して、活発な脂肪燃焼に備えます。


■筋トレと有酸素運動を行う場合
筋トレと有酸素運動の両方を行うときはたくさんのエネルギーを必要とします。長時間じっくり運動をする場合は空腹の状態で行うよりも、空腹になる前の元気な状態で行うのが良いでしょう。筋トレでしっかりボディデザインをしたい時、1~2時間じっくり有酸素運動に取り組みたい時などは、運動を始める1.5~2時間前までに食事を済ませておきます。

筋トレのような瞬発的な動きには糖質のエネルギーを必要とするので、ご飯やパン、麺類などの主食でしっかり糖質を補給できる食事をしておくと良いでしょう。もちろん栄養バランスも大切ですが、あまりお腹いっぱいに食べてしまうと体を動かすのが億劫になったり眠くなってしまうので、腹八分目に抑えておきます。バランスの良い食事を摂るのが難しい場合は、糖質の摂取だけでも良いでしょう。ご飯、パン、麺類などの主食、もしくは糖質の含有量が多いバナナもおすすめです。糖質をたっぷり摂って、ハードな運動に備えます。

運動中のエネルギー補給

運動中の筋肉の分解を抑えるのに有効なのは、バリン、ロイシン、イソロイシンというアミノ酸(これらをまとめてBCCAと呼びます)の摂取です。これらは運動中のエネルギー源として消費されるので、意識して補給することで筋力の低下を防いで効率良く代謝の良い体を作ったりボディラインを整えてくれます。運動中は、BCCAを含むドリンクを摂取すると良いでしょう。例えばコンビニやスポーツジム等で販売されているエネルギードリンクがオススメです。

運動後の食事

せっかく運動でカロリーを消費したのだから、それを無駄にしないために食事は摂らないようにしている……という人もいますが、運動によって枯渇した栄養素を摂取しないと筋肉の分解が進み、筋肉量が上がらず返って代謝が悪くなったり、ボディラインに変化をつけられなくなります。

運動後は、運動中に消費された糖質を補い、トレーニングした筋肉がしっかり育つようにたんぱく質を摂取しましょう。糖質は、パンや麺類など脂質の含有量が多いものよりもご飯からの摂取を。たんぱく質も同様に、脂質の含有量が少ない鶏肉や魚、卵、大豆製品からの摂取がおすすめです。

気が向いた時に運動をするよりも、運動の効果を効率良く上げるために食事のタイミングを合わせた方が目標体重の達成も早くなります。運動を頑張っているのになかなか体重が減らない、という人はタイミングが間違っているのかもしれません。食事日記と運動日記を記録して、タイミングが合っているか確認してみましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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