機内サービスや空港の利用も楽しい
日本最大規模の発着数がある東京国際空港(羽田空港)。東京の中心部からの交通アクセスもよく、JALやANAをはじめとした各航空会社の多くの国内線が就航しています。
まず、羽田=新千歳などの便を運航する“北海道の翼”エア・ドゥは、機内サービスで北海道らしさを打ち出しています。無料のドリンクとして、アップルジュースや冷茶のほか、サッポロ珈琲館によるオリジナルブレンドコーヒー、北見産タマネギ使用のオニオンスープを提供。有料メニューでは、サッポロクラシックビールと十勝ワインが「札幌おかき Oh!焼とうきび」付きです。オニオンスープは機内販売用もあり、リピーターが購入して売り切れになることもあるほど人気だそうです。
九州の各都市を拠点に就航ネットワークを広げる「ソラシドエア」。機内サービスでオリジナルの特製スープを無料で提供するなど、“九州の翼”としてアピールしています。
北海道の玄関口、札幌・新千歳空港はターミナル内にある施設の充実度が高い。
新千歳空港では、北国の味覚が一堂にそろうお土産店がズラリと並ぶほか、映画館や温泉、博物館、アウトレットモールなどがターミナル内にあります。
また、中部国際空港(セントレア)には、空港を眺められる展望風呂があり、滑走路に最も近い高級フレンチ・レストランも人気です。
関空展望ホールにあるレストラン「レジェンド・オブ・コンコルド」で本格的な機内食が味わえます。 ※機内食の内容は時期によって異なる
地方空港では“米子鬼太郎空港”、“出雲縁結び空港”などご当地色を出したネーミングも増えています。
ただ飛行機に乗るだけのために空港を利用するのではなく、ちょっと早めに空港に行き、ショッピングやご当地グルメを楽しんだり、展望デッキで飛行機を眺めたり、ターミナルをとことん“探訪”するのもオススメです。
飛行機で旅行する時でしか楽しめない体験はたくさんあります。お得に飛行機に乗ることができる時代が到来した今だからこそ、思い切って全国各地に飛び立ってみてはいかがでしょうか。
※ 価格はすべて税込、2013年7月現在
【参考】
■『航空旅行』vol.5 国内線を遊ぶ(イカロス出版) ※年4回発売
■『月刊エアライン』(イカロス出版) ※毎月30日発売