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国内旅行で「飛行機」を利用するメリット(3ページ目)

国内旅行の移動手段に変化が見られます。日本初の本格LCC(格安航空会社)「Peach(ピーチ)」の就航をはじめ、次々とLCCが登場する一方、既存の航空会社も機内サービスやおトクな運賃で特色を出し、誰もが気軽に飛行機で旅ができるようになってきました。

シカマ アキ

執筆者:シカマ アキ

飛行機の旅ガイド

機内サービスや空港の利用も楽しい

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日本最大規模の発着数がある東京国際空港(羽田空港)。東京の中心部からの交通アクセスもよく、JALやANAをはじめとした各航空会社の多くの国内線が就航しています。

「飛行機に乗る」――これだけでも“旅行に行く”というワクワク感が大いにアップします。しかし最近、各航空会社がそれぞれ機内サービスにも力を入れており、目的地に着くまでの機内から旅の気分が上がります。

まず、羽田=新千歳などの便を運航する“北海道の翼”エア・ドゥは、機内サービスで北海道らしさを打ち出しています。無料のドリンクとして、アップルジュースや冷茶のほか、サッポロ珈琲館によるオリジナルブレンドコーヒー、北見産タマネギ使用のオニオンスープを提供。有料メニューでは、サッポロクラシックビールと十勝ワインが「札幌おかき Oh!焼とうきび」付きです。オニオンスープは機内販売用もあり、リピーターが購入して売り切れになることもあるほど人気だそうです。
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九州の各都市を拠点に就航ネットワークを広げる「ソラシドエア」。機内サービスでオリジナルの特製スープを無料で提供するなど、“九州の翼”としてアピールしています。

一方、九州を拠点に運航するソラシドエアも、機内でのドリンクサービスとして「アゴだしスープ」が無料で選べます。座席前のシートポケットには、九州のさまざまな観光パンフレットが入っていることもあり、機内に入った瞬間から“九州”らしさを感じることができます。

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北海道の玄関口、札幌・新千歳空港はターミナル内にある施設の充実度が高い。

また、旅行の拠点となる空港も近ごろユニークな施設が次々と登場しています。

新千歳空港では、北国の味覚が一堂にそろうお土産店がズラリと並ぶほか、映画館や温泉、博物館、アウトレットモールなどがターミナル内にあります。

また、中部国際空港(セントレア)には、空港を眺められる展望風呂があり、滑走路に最も近い高級フレンチ・レストランも人気です。

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関空展望ホールにあるレストラン「レジェンド・オブ・コンコルド」で本格的な機内食が味わえます。 ※機内食の内容は時期によって異なる

そして、大阪国際空港(伊丹空港)では、地酒30種が1杯100円で試飲できる「自動利き酒マシン」やインテリアショップが併設され、関空には日本で唯一の本格的な“機内食”が食べられるレストラン、日本最大級の規模を誇る航空関連グッズが一堂にそろうショップなども。

地方空港では“米子鬼太郎空港”、“出雲縁結び空港”などご当地色を出したネーミングも増えています。

ただ飛行機に乗るだけのために空港を利用するのではなく、ちょっと早めに空港に行き、ショッピングやご当地グルメを楽しんだり、展望デッキで飛行機を眺めたり、ターミナルをとことん“探訪”するのもオススメです。

飛行機で旅行する時でしか楽しめない体験はたくさんあります。お得に飛行機に乗ることができる時代が到来した今だからこそ、思い切って全国各地に飛び立ってみてはいかがでしょうか。

※ 価格はすべて税込、2013年7月現在

【参考】
■『航空旅行』vol.5 国内線を遊ぶ(イカロス出版) ※年4回発売
■『月刊エアライン』(イカロス出版) ※毎月30日発売
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