ギリシャ/ギリシャ基本情報

ギリシャの季節(気候・気温)・祝日・イベント

ギリシャの旅の考える際、ベストシーズンはいつ?ギリシャの四季は?服装の準備は?祝祭日は観光できるの?などいろいろな疑問がわくことと思います。地中海性気候のギリシャは湿度が少なく、夏は晴天の日が大半、冬に雨が降ります。年間を通して過ごしやすい気候ですが、四季があります。それらの気候に関する基本情報、季節のイベントや祝祭日などを各季節ごとに解説していきます。

有馬 めぐむ

執筆者:有馬 めぐむ

ギリシャガイド

ギリシャの旅、目的はビーチリゾート?遺跡?
それぞれのベストシーズンを選ぼう

beach

ギリシャには多くの素晴らしいビーチが本土各地や島々に点在する

観光客が最もギリシャを訪れる時期、いわゆるハイシーズンは夏です。毎年6~8月で年間訪問者数の約5割に達します。特に欧米からの観光客の目的は、なんといってもギリシャ本土各地や島々に点在するビーチリゾートなので、夏にギリシャに来る旅行者が圧倒的に多いのです。

ギリシャには世界中のメディアや有名旅行雑誌などのベストビーチランキング上位に選ばれる素晴らしいビーチが多くありますので、ビーチリゾートを楽しみたいなら迷わず夏です。

しかし日本からの旅行者の場合、旅する目的は遺跡巡りが中心だったり、混雑のないオフシーズンの観光であったり様々だと思います。目的によっては、夏に比べて他の季節の方がお値打ちにゆっくりと旅を楽しめる場合もあります。遺跡巡りだったら、夏は暑すぎるので、爽やかな気候の春や秋がいいです。冬は航空券やホテルが最安値で、遺跡や博物館は11月から3月までの毎週日曜日に無料開放されるので、割安に旅をしたいならおすすめの時期。それぞれの目的に沿ったベストシーズンを選ぶのが一番でしょう。

ギリシャは日本と同じように四季がありますが、初夏から30度を超す暑い日もあり、秋口も真夏日がありますので、夏が長い印象を受けます。6~9月はほぼ毎日泳げるような天気ですが、5月や10月でも泳げる日はあります。ビーチも楽しみたいけれど、遺跡巡りも……というような旅プランであれば、5月や9、10月は6~8月に比べて、酷暑ではないしそれほど混雑もせず少し割安に旅をすることができるのでおすすめです。

時差は?サマータイムは?雨は降るの?

時差は日本が先行で7時間ですが、3月最終日曜日から10月最終日曜日前の土曜日まではサマータイムが導入されており、時差6時間となります。初夏ごろから日の入りはかなり遅くなり、6、7、8月は21時ごろまで明るいです。その後、徐々に日の入りは早くなり、11月には一気に17時すぎには暗くなります。

地中海性気候のギリシャは湿度が少なく、乾燥しているイメージですが、雨季もあります。日本と違うのは雨季と乾季がほぼ逆なこと。晴天が1年のうち、約300日のギリシャですが、夏はめったに雨が降りません。よって映画館やコンサート、オペラなど舞台の催しは屋外ステージがメインになります。夏季は各地で様々なイベントやフェスティバルがあります。

秋から雨の日が増えていきますが、夏の喧騒が去り、落ち着いて観光を楽しめる時期です。冬は山間部でかなりの積雪があるので、ウィンターリゾートでスキーなども楽しめます。春先までは雨季で、アテネなどの都市部でも1日のうちに天気が変わりやすいので折畳み傘などの雨具は必携です。

服装は基本的に春、秋は日本と同じような合服、夏は真夏の軽装(日中と朝夜の寒暖さはあるので、長袖も用意)、冬はアテネであれば薄手のコートでいいですが、山間部などはしっかりした防寒の装いが必要です。

復活祭関連のイベントや祝祭日

祝祭日は独立記念日や国家記念日などの他に、年間を通してギリシャ正教関連の祝祭日があります。春の復活祭はギリシャ最大の宗教行事ですが、毎年日付が変動します。それにまつわる宗教イベントや祝祭日があるので、復活祭の日付を確認することは重要です。法定祝祭日は、遺跡や博物館などの観光施設の開館時間が短縮されつつも無料開放される祝日と、完全にクローズする祝日があります。

以下のリンクから季節ごとに気候や服装、祝祭日、イベントなどについて詳しくご紹介しています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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