ギリシャの春(4~5月) 咲き誇る花々と遺跡巡り

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春は野の花が咲き乱れ、遺跡巡りにも最適の季節

地中海性気候のギリシャは、その眩い陽光と紺碧のエーゲ海などのイメージから、年中泳げる常夏の国というイメージを持たれがちです。しかし日本と同じように四季があり、ギリシャの旅には季節に応じた服装の用意が必要です。

ハイシーズンは夏ですが、旅の目的がビーチリゾートではなく、遺跡巡りの場合、夏はかなり暑い日が続くので、春の方が歩き回るのにちょうどいい気候と言えます。

4月になると、冬季に開場時間が短縮されていたり、クローズしていた観光施設も開き始め、エーゲ海やイオニア海の島々へのフライトや、船便も増えていきます。夏に向ってホテルは料金が高くなっていきますが、春はまだハイシーズンに比べればお値打ちに宿泊できます。

春は桜の花にそっくりなアーモンド、ユダの木と呼ばれる濃いピンクのセイヨウハナズオウ、赤いアネモネやケシなどの花々が咲き乱れる季節です。歩き回ってもあまり汗ばむこともなく爽やかで、遺跡巡りには最適。夏季ほど観光客が溢れて混雑していることがなく、遺跡に野の花々が彩りを添えて、美しい写真が撮れます。

ギリシャ最大の宗教行事、復活祭

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復活祭前夜、日付の変わる瞬間を待ち、教会に集まる人々

春にギリシャを旅する場合は復活祭(ギリシャ語でパスハ)の日付を確認することが肝心。キリストの復活祭はギリシャにおける最大の宗教行事で、1年の区切りになる重要なイベントです。それに伴う祝祭日や慣習が多くあります。ギリシャ正教の復活祭は西方教会のそれとは日付が異なり、少し遅めです。毎年日付が変動しますが、たいてい4月か5月です。

復活祭は日曜日で、直前の一週間は聖なる週。普段、教会に行かない人もこの週は通います。聖金曜日、聖土曜日、復活祭当日、復活祭翌日の月曜日までの4日間は法定祝祭日となり、郵便局、銀行、商店、企業も休みです。遺跡や博物館は無料になる日もありますが、入場時間が短縮されたり、復活祭当日はクローズしますので、各施設の開放状況をサイトなどで確認する必要があります。また5月1日のメーデー、花の日は法定祝祭日で、銀行、商店から遺跡、博物館まで全面クローズします。

ギリシャの復活祭の過ごし方や食習慣、2020年までの復活祭の日付などの情報は「ギリシャ最大の宗教行事、復活祭パスハ」の記事でご紹介しています。 

春の服装

半袖でちょうどいい暑い日から、長袖でも少し肌寒くジャケットなどが必要な日まで様々ですので、脱ぎ着しやすい調整できる合服がいいでしょう。5月は夏日も増え、泳げる日もありますが、湿気が少なく気持ちのいい陽気です。でも朝夕はけっこう冷えこむ日もあります。特に夜はサマードレスなどでディナーに出かけ、屋外のテラス席の場合は肌寒く感じることも多いので、薄手のジャケットやショールなどを持っていると役立ちます。陽射しはかなり強くなってきますので、日焼け止めやサングラスは必須、帽子もあった方がいいでしょう。
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