いじめの動機は「おもしろい」からに
学校生活では、誰もが一度や二度、仲間からのからかいや悪口、喧嘩などを経験します。大半は、時の経過と共に解決されたり、忘れられたりします。しかし、時には些細なからかいなどから、一人を標的にした深刻ないじめにまで発展してしまう場合があります。ここに、こんな数字があります。いじめの動機についての警察庁の調査結果です。
(http://resemom.jp/article/img/2012/08/09/9216/34420.html)
平成23年:面白半分・からかい76.9%、はらいせ32.5%
平成13年:面白半分・からかい37.9%、はらいせ62.1%
実にいじめる理由の8割が、単におもしろいからだけだという結果です。たった10年で、いじめの動機は、「はらいせ」から「おもしろい」に変わってしまっています。これが、現代のいじめの特徴です。
特に小学生では顕著なのですが、いじめのほとんどがからかい程度から始まります。
遊びのつもりの、プロレスごっこや、鬼ごっこ、他には、「菌がついた」といってタッチしていく菌回しなどです。しかし、それがエスカレートし、一人の子をターゲットにいじめが始まります。
「遊んでいるだけですから」と親を納得させ、いじめを放置する教師もなかにはいます。
いじめを許してはいけませんし、学校で起きているいじめでなすべきはいじめ加害者の指導であるということは異論をはさむ余地はありません。
しかし、自己防衛策としていじめられない子供を育てていくことも大切なことではないでしょうか。
家庭でできるいじめ予防
家庭でできるいじめの予防としては以下のことがあげられます。
朝は自分で起きるように
- 自立できる子にする
- 良いこと、悪いことをはっきり教える
- (いじめと)戦うことの大切さを教える
- 愛していることを伝える
- ほめてあげる
- 言い返す練習をする
- 自制心を鍛える
- 子供は親の後ろ姿を見て育つ
特に大切なのは「自立できる子にする」「言い返す練習をする」です。