2013年後半、タイトルを次々投入して挽回をはかる

Wii Uの図

2013年前半は発売タイトルがあまりに少なくて振るわなかったWii U。後半、挽回できるのでしょうか?

任天堂の次世代据え置きハード、Wii Uの苦戦が続いています。ハードの販売台数は約100万台。前世代機のWiiが発売約1ヶ月後には100万台に到達していたことを考えると、随分と遅いペースです。週販でも、毎週数千台というペースが長く続き、であまりに寂しい状況でした。それもそのはずで、2013年前半に発売されたタイトルは、たったの9本。その中で最も売れたのがWiiで既に発売された「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のWii U版で約7万本ですから、これではハードも動きません。

任天堂は、夏以降にタイトルを続々と投入することで挽回を図りたいとしています。発売から半年程の間停滞し、そこから一気に挽回したというと、ニンテンドー3DS(以下3DS)の例がすぐに浮かびますが、Wii Uも3DSのように復活することができるのでしょうか?

任天堂はニンテンドーDS(以下DS)やWiiを拡販していく中で、「ゲーム人口の拡大」というテーマを掲げていました。そしてそのテーマは、今も変わりません。Wii Uが復活できるかどうかという問題と、このゲーム人口の拡大は、非常に密接な関係があります。ゲーム人口の拡大というテーマで任天堂がしてきたことの質が問われると言ってもいいかもしれません。

Wii Uの現状についてまとめつつ、復活への課題と、ゲーム人口拡大の質について、考えてみたいと思います。

豊富とは言えないリリースタイトル

ピクミン3の図

ゲームキューブで人気だったピクミンシリーズの最新作が、まずは発売されました

まず、今後のタイトルラインナップについてです。任天堂は以前から、夏以降続々タイトルを投入していくと宣言しています。実際、2013年7月以降、任天堂のラインナップは非常に豪華です。有力タイトルを挙げていくと、まずはすでに発売された「ピクミン3」と「New スーパールイージ U」。続いて8月末にはプラチナゲームズ開発のアクションゲーム「The Wonderful 101」が発売されます。9月にはゲームキューブで発売された名作タイトルのリメイク、「ゼルダの伝説 風のタクト HD」、その後も「Wii Party U」や「Wii Fit U」、「スーパーマリオ 3Dワールド」などが年内発売予定です。

じゃあ、2013年後半のWii Uはソフトも豊富で盛り上がるね、と言えるかというと、実はちょっと微妙です。例えば、2013年8月の発売予定タイトルは2本しかありません。任天堂発売のThe Wonderful 101の他には、セガの「龍が如く1&2 HD for Wii U」だけです。あれっ、という感じですよね。いかにも寂しい。

というのも、上記で紹介した任天堂発売の有力タイトルが7本程あるわけですが、2013年後半にWii Uで発売を発表しているタイトルは全体で約20タイトル程しかないのです。任天堂自身は頑張ってたくさん投入しているものの、サードパーティーが全くついてきていません。

もちろん、これから東京ゲームショウも控えていますから、未発表のタイトルもあるでしょう。しかし、やっぱり現時点において全体の発売タイトル数に関して言えば、任天堂の孤軍奮闘はあるものの、寂しさは否めません。

そしてその任天堂のタイトルについても、課題があります。