幼稚園と保育園にかかるお金

幼稚園と保育園、お金がかかるのは?

母親のワークスタイルが多様化している今、延長保育などを利用すれば、子どもを幼稚園に行かせても、仕事存続が可能な母親も増えてきました。また、園生活のカリキュラムも、幼稚園と保育園の特徴に大きな違いはなくなってきている、といわれています。

こうした理由から、どちらに行かせようか悩む方も増えており、「お金」の面ではどう違うの? と質問を受けました。FPとして、「お金」という視点から両者の違いを検証してみたいと思います。

平均データで比べてみよう

幼稚園も保育園も、地域や形態、所得など個人の環境によって、かかるお金は大きく異なります。まずは平均データをご紹介します。

■幼稚園にかかるお金
文部科学省の「子どもの学習費調査」より、幼稚園にかかるお金を挙げました。

幼稚園にかかるお金

[表1]私立は公立の2倍以上かかっています(クリックで拡大)


幼稚園自体にかかるお金は、やはり私立に比べ公立のほうが格段に安いです。ただし自治体によっては、私立幼稚園に通う家庭の所得によって、多額の補助金が支給される場合もあり、公立とあまり差が大きくない場合も。補助金の手厚さが自治体によって大きく異なるので、お子さんが小さいご家庭での家選びは、こうしたところも注目するのがよいでしょう。

意外と知られていませんが、私立幼稚園には幼稚園類似施設と呼ばれるものもあり、補助金が少なくなる、もしくはもらえなくなる場合もあるので、知っておくとよいでしょう。

また、幼稚園の降園時刻は一般的に13~14時。働いている場合は、延長保育を利用せざるを得なくなり、その分の延長保育料金がさらにかかることに注意が必要です。

■保育園にかかるお金
平成21年「地域児童福祉事業等調査」より、保育園にかかるお金を紹介します。ただし、幼稚園に比べ、さらに地域や所得、無認可であれば運営母体などによる価格差が大きいため、あくまでご参考程度にお願いします。

保育園にかかるお金

[表2]コストが低い認可保育所は人気が高く、待機児童問題はなかなか解消せず(クリックで拡大)


合計年額は幼稚園の学校教育費&給食費と比べて高くなりますが、保育園の保育時間は一般的に17時~18時前後までです。その間であれば延長保育代もかからないことと、長期休暇中も預けられること、習いごとが少ない場合が多いと考えると、価格差も納得できるように思います。

次ページでは、実例を挙げて検証してみましょう。