判断する立場なら、雨の場合は雨天プログラムへの切り替え、強風時には中止または室内プログラムへの切り替えなど、適切に判断することが必要です。
消火用具の準備や応急手当のための知識を身に付け、救急セットなどを用意しておきましょう
ヤケドやケガの防止
キャンプファイヤーは薪の火を頼りに複数の人(場合によっては大勢)が動くことで相応の危険を伴います。あらかじめキャンプファイヤースペース周辺の石拾いなどつまづかないための準備をし、子供が参加する場合など前もって、火に近づきすぎないようにしっかり話をしておきましょう。
またキャンプファイヤーで最も危険なことの一つは、ファイヤー中の燃える薪が崩れ、それにより飛び散った火の粉を浴びることでヤケドを負ってしまうことです。これを防ぐためには中心に向かって崩れるように、丸太を上へいくほど狭く組むことです。
トーチ棒での点火の際には皮手袋をはめ、火がついた状態のトーチは風下に向けます。子供が点火する場合は家族なら親が、学校でのキャンプなどでは教職員、スタッフが付き添い、点火後はトーチを引き取って消火用バケツで消します。
レクリエーションのゲームに夢中になってくると、特に子供はあらかじめ伝えておいても、つい火に近づきすぎてしまいがちです。これを防ぐには井桁(いげた)から半径2mを目安に、近づいていい範囲の目印となるサークルを薪などで作っておくと、ひとつの安全対策になります。
不慮の事態に備えて
どんなに注意していても、気象は突然変化することもあり、危険な事態に陥ることがあります。急に火柱が高く上がったり、突風で火の粉が降り注いだりするのに備えて消火用具の準備や応急手当のための知識を身に付け、救急セットなどを用意しておきましょう。
しっかりと消火し、火災を予防する
キャンプファイヤー後は残り火を完全に消火します。砂、バケツの水が基本ですが、水道が使える場合はホースを準備しておきます。特に井桁に用いた丸太は表面が鎮火していても中はまだくすぶっていることがあるので、消火は入念に行って下さい。
キャンプ場などの施設の利用では、施設側から消火方法について決まりがある場合もあります。施設ごとにやり方が異なる場合も多いので、前もって問い合わせておきルールにしたがって消火・後片付けを行いましょう。