健康と光
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写真5.2重のカーテンで仕切られたベッドルーム

写真6.ブラケットで天井を照明したベッドルーム
高齢者施設の照明では、ベッドルームであっても、ある程度明るさを出せるようにしておく必要があります。ここでは、横になった視点で光源が目に入りにくいようにダウンライトを配灯し、調光で明るさを落とせるようにしています。
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写真7.昼間は明るく活動的に
またデイルームのように昼間の利用が中心の場合は、屋外が高色温度(正午の太陽で5000~6000K程度、曇天光では8000K程度)のため、室内も色温度が高い方が自然に見えます。そのため、インテリアにもよりますが病院の待合室や高齢者施設等では3500Kが好まれる傾向があるようです。

写真8.京風の中庭が望める浴室
リニューアル後に施設を運営される方にお話を伺ったところ、利用者同士の会話が増え和やかな雰囲気となったそうです。また、見学にいらっしゃるご家族も落ち着いたインテリアや広々とした浴室に安心して通所を決められるそうです。
※「芹の里」についての詳細は、「井上・メディカル&ケアグループ」のWebサイトをご参照下さい。
写真撮影:Hiroshi Tanigawa
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