カフェや住宅のような落ち着ける空間づくり

介護老人保健施設「芹の里」デイルーム

写真1.リニューアルされたデイルーム

介護老人保健施設「芹の里」玄関

写真2.木のルーバーで仕切られた玄関

介護老人保健施設「芹の里」は、井上内科病院、特別養護老人ホーム、グループホームなどを運営する井上・メディカル&ケアグループの高齢者施設です。今回は、2013年4月に改修されたデイケアと介護予防通所リハビリテーションで利用する1階のデイルームをご紹介します。設計は、TKO-M.architects、が手掛け、照明計画は中島龍興照明デザイン研究所で担当しています。

室内は、自然素材の暖かみを感じる雰囲気で、住宅やカフェのような落ち着ける空間です。玄関を入ってすぐ左側がデイルームとなっていて、木の縦ルーバーで、ゆるやかに仕切られています(写真1)。

 

ブルーのアクセントウォール

写真3.ブルーのアクセントウォール

床は落ち着いたフローリング調の濃い色の塩ビタイル、廊下側の壁面は木目を残した鮮やかなブルーがアクセントウォールになっています。ブルーの壁面は、広角タイプのアジャスタブルのダウンライトで明るく照明しています。横のラインは、手摺と、紙などが挟めるクリップで、絵や飾り付けができます(写真3)。

ポイントとなっている黄色いペンダントは、デンマークのルイスポールセン社の「コラージュ450」で、LED電球を使用しています。

 

様々なレイアウトに対応できる

写真4.様々なレイアウトができる台形のテーブル

テーブル上にペンダントを取り付ける場合は、通常の食卓であれば、卓上から60~70cm程度上げた位置が適切ですが、ここでは、テーブルの配置変更に対応できるように、床面から2m程度の高めの位置に下げて、全般照明としています。

また、高い位置にペンダントを下げる場合は、下面開放型の器具の場合、下から光源が直接見えて眩しさを感じやすいため、下面に乳白カバーがつけられる器具を選びました。

写真撮影:Hiroshi Tanigawa

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