子育て/子供の防犯対策

ネットいじめ対策は小さいうちからがカギ(2ページ目)

ネット、メール、LINE。コミュニケーションがますます便利になってきている現代は、それによる別の問題も引き起こしています。昔は存在しなかった「ネットいじめ」。相手が見えないゆえに凶悪化しがちなのが特徴です。ネットいじめが子どもの心に与える傷の深さをシンガポールの調査を交えてお伝えします。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

ネットいじめはリアルいじめ以上の影響を心に及ぼすという結果に

言葉の威力を侮ってはいけない!

言葉の威力を侮ってはいけない!

シンガポールの3000人以上の子ども達(小学3年生~高校2年生)を対象とした調査で、リアルいじめ、ネットいじめ、携帯いじめ、それぞれの経験がもたらす不登校と自殺願望との関連を明らかになりました。それによると、

■不登校になった、または、不登校を考えたことがあると答えた割合
  • リアルいじめの場合 22%
  • ネットいじめの場合 27%
  • 携帯いじめの場合 28%
■自殺を考えたことがあると答えた割合
  • リアルいじめの場合 22%
  • ネットいじめの場合 28%
  • 携帯いじめの場合 26%
ネットいじめは、リアルいじめと同レベルかそれ以上の心の傷をもたらすのです。この調査でも、親、学校関係者は、ネッや携帯を媒体としたいじめに対して、もっと深刻に取り扱うべきと警告しています。

>>次ページでは、ネットいじめ対策の2つのポイントをお伝えします。

*出典:Science Daily (2013) 「Online or off, bullying proves harmful.」より
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