コタキナバル/コタキナバルの離島

コタキナバルから日帰り可能な離島の楽園マンタナニ島

コタキナバルから車で2時間、ボート約45分と離れた場所にあるマンタナニ島。島に辿り着くまでの移動は長いですが、それだけの時間をかけて行く価値のある、まるで楽園のような美しい島です。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

海とビーチの美しさならサバ州西海岸随一!マンタナニ島

マンタナニ島

本土からボートで約45分と離れているだけに、日帰りで行ける他の島より断然海が綺麗なマンタナニ島

以前はジュゴンと一緒に泳げる島として一躍有名になったマンタナニ島。当時島に棲みついていた一匹のジュゴンは死んでしまい、現在はジュゴンとの遭遇は期待できません。しかしそれを差し引いても、島に近づくと急に色が変わるエメラルドグリーンの海の美しさは感動もの。ダイビング、シュノーケリングが楽しめますし、ビーチでのんびりするのにも最高の島です。

コタキナバルからはやや離れており、バスで2時間弱のコタブル近郊にある船着き場からツアーボートに乗り換えて片道約45分程度。移動が長いですが、それだけの時間をかけてでも行く価値のある島です。運が良ければボート移動中イルカの群れに遭遇することも。

マンタナニ島の設備

マンタナニ島設備

マンタナニ島唯一の宿泊施設「マリマリバックパッカーズロッジ」


マンタナニ島はブサール島、クチル島、リンギサン島の3島からなる島で、日帰りツアーの場合はブサール島またはクチル島にある各ダイブセンターを拠点に滞在する形になります。そちらにはトイレ、シャワー、昼食を食べる食堂兼休憩スペースなどが用意されています。

ブサール島には宿泊用のロッジがありますが、近代的なリゾートホテルなどはありません。島には日中電気がなく、基本的に夜のみ発電機で発電しているので、電気(照明、扇風機、充電など)が使えるのは夜間のみです。島には携帯の電波も届きません。

マンタナニ島でのアクティビティ

マンタナニ島アクティビティ

綺麗な海を眺めながらビーチでのんびりするのも最高の贅沢

マンタナニ島の日帰りツアーではシュノーケリングまたはダイビングがメインのアクティビティになります。コタキナバル近郊の島などでやっているようなパラセーリングやバナナボートなどはありません。

島に来るまでの移動に時間がかかるので、のんびりしたい方には宿泊ツアーがおすすめ。アクティビティなしのフリープランのツアーなので、ビーチで好きなときにシュノーケリングをしたり、ハンモックでお昼寝したり、島を散策したり、夜は満点の星空を眺めたり、自然に囲まれてゆったりとした時間を過ごすことができます。

またマンタナニ島はバードウォッチャーの間でもその名を知られる島で、マンタナニ島固有種のマンタナニスコップオウル、そして夕方になるとリンギサン島の寝床に戻るために島の上空を旋回する軍艦鳥の群れなどは鳥好きならぜひ押さえておきたいところです。

ブサール島には漁師さんたちの住む村があり、時間があれば村の中を散策して地元の子供たちと触れ合うのもおすすめです。

<DATA>
■マンタナニ島日帰りツアー
予算:400リンギット程度(送迎、昼食、英語ガイド、シュノーケリングセットレンタル込)
所要時間:7:00~18:30
申込先:各ツアー会社
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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