アートと夜景を体感しよう！汐留「パークホテル東京」

チェックインをしながら東京タワーと富士山を眺める

パークホテル東京のフロントは25階。フロント階にはアトリウムやレストランが設けられています。特に冬の晴れた日昼にはフロント越しに富士山と東京タワーが臨め、アトリウムの天井から射し込む陽の光を感じることができます。夜には東京タワーのライトアップと大壁面に投影されるプロジェクションマッピングの映像を楽しめます。

1日の時間の経過だけではありません。四季の変化を感じられる空間でもあります。 なぜならアトリウムには、四季を体感できるアート作品が展示されているからです。

アートの展示と聞くと仕切られた空間を思い浮かべてしまいがちですが、アトリウムに見事に融合しているアートは、まるで何年も前からこの場所にコーディネートをされていたインテリアのようです。

きっとこれからも、秋には秋の、冬には冬の、こちらの空間に合う展示が展開されるのでしょう。アートを鑑賞するというよりも、アートに身をゆだねると言ったほうがしっくりきます。

ふと気がつくと参加をしている
『YOKAI TOUR』

2013年6月からはART colours Vol.6『YOKAI TOUR』が開催中です。ART coloursとはパークホテル東京のアートプロジェクトで、 ホテルの空間（Atrium）、食（Restaurant) 、旅(Travel）＝“ART”のシーンにおいて、四季を通じて日本的おもてなしを演出し、お客さまの美意識を刺激しています。

第6弾では、日本の夏の風物であり暑さをしのぐ娯楽”肝だめし”、中でも人の知恵では理解できない不思議な現象や化け物として知られている『妖怪-YOKAI-』がテーマです。

現代作家西田弘英さんの繊細な細かい泡で表現された女性像や江本創さんが制作した妖怪のミイラなどが展示されています。

“肝を冷やす”など、驚いてひんやりと感じる様子を示す言葉があるように『YOKAI TOUR』を体験して、昔ながらの方法で涼を感じてみてはいかがでしょうか。

会期中は、作品をモチーフにした映像作品もアトリウム壁面の大型スクリーン（高さ約30m×幅約8.5m）で上映されます。滝が流れ、花火が打ち上げられる見慣れた夏の風景に和んでいると、ときおり驚かすようにアート作品が動き出し、火の玉（人魂）が浮遊します。

屋外のイベントなどで建物に投影されるプロジェクションマッピングに比べると派手さはありませんが、展示テーマである『YOKAI』と和と四季が表現され、空間と一体化した作品です。


秋の展示は「和紙の庭（仮）」というタイトルで、美術家の「竹之内直記（たけのうち　なおき）」さんのインスタレーションが予定されています。季節ごと、また色々な時間帯に訪れたい場所です。

■PARK HOTEL TOKYO 25F ATRIUM
ART colours

YOKAI TOUR　Exhibition
6月3日（月）–9月1日（日） 11:30～22:00
入場無料、期間中無休

YOKAI TOUR/video production
6月3日（月）–9月1日（日） 19:00–22:00

＞＞次のページでは、YOKAI TOURからインスピレーションを受けたレストランやバーのメニューをご紹介します。