始まる前に終わってしまった、新しい仕組み
新型Kinect同梱など、強気の姿勢を打ち出していたMSでしたが……
そんな中で、Xbox Oneでマイクロソフト(以下MS)が打ち出した施策は、非常に先進的で強気なものでした。価格はライバルのPlayStation4(以下PS4)よりも約100ドル高い499.99ドル(北米価格)、全てのハードに新型Kinectを同梱し、全てのゲームソフトをクラウド、つまりオンライン上のサーバーで管理します。
ところが、この施策の内1つに早くも待ったがかかります。まだ発売してすらいないのにです。ゲームソフトのクラウド管理は、サービスが展開される前に大変な批判にあい、MSが撤回するという異例の事態になりました。
ディスクレスで起動し、どのXbox Oneでも自分のゲームが遊べる
ソフトの入れ替えが要らないというのは、とても楽そうですね
元々予定されていたXbox Oneの仕様では、ゲームソフトを購入すると、全てのゲームは本体にインストール、そしてオンライン上の認証を受けMSの提供するオンラインサービス、Xbox Liveのアカウントとヒモ付けされます。そうすると、ゲームソフトはオンライン上で管理、格納されます。
その後は、ゲームソフトを本体に挿入する必要が無くなり、また、別の場所にあるXbox Oneであったとしても、Xbox Liveのアカウントを入力すればオンライン上に格納してある自分のゲームをダウンロードして遊ぶことができるようになります。
また、家族のアカウントを10人まで共有でき、オンライン上のゲームライブラリを共有することができます。ですから、例えば大学生のお兄ちゃんが東京でXbox Oneのソフトを買えば、実家にいる弟さんも実家のXbox Oneでお兄ちゃんのソフトを遊ぶことができるということになります。これ実は、結構便利そうですね。
つまり、1度ソフトを購入するとそれはオンラインで管理されて、遊ぶときにディスクが必要なくなる、ということです。
しかし、これは猛反発を受けます。