航空券/LCC(ローコストキャリア)

LCCの現状をおさらいしてみた(2ページ目)

エアアジアが日本から撤退? ピーチが成田にも就航する? LCCに関するインパクトの大きなニュースが続々と飛び込んできます。2012年にスタートしたばかりの日本のLCC市場はさっそく大きな転換期を迎えているのかもしれません。そこで、現状のLCC事情をおさらいしてみました。どのエアラインがどこにいくらで飛んでいるのか。情報を整理してみましょう。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

LCCをうまく使ってアジア周遊の旅へ

日本には中国や韓国、フィリピン、シンガポールのLCCも就航しています。特に多いのが韓国のLCC。料金を比較してみてください。

■春秋航空
  • 茨城-上海 5000~19000円
  • 高松-上海 3000~12000円
  • 佐賀-上海 3000~15000円

■チェジュ航空
  • 成田-ソウル 3400~24500円
  • 関空-ソウル 3400~19000円
  • 関空-済州 6000~15500円
  • 名古屋-ソウル 3400~22500円
  • 福岡-ソウル 3400~15750円

■イースター航空

  • 成田-ソウル 7000~18000円
  • 関空-ソウル 6000~18000円

■エアプサン
  • 成田-釜山 6950~31000円

■ジンエアー
  • 札幌-ソウル 18420~33520円
  • 沖縄-ソウル 16320~35020円

■ティーウェイ航空

  • 福岡-ソウル 4500~12000円

■スクート
  • 成田-台北 12000~34000円
  • 成田-シンガポール(台北経由) 17000~44000円

■セブ・パシフィック
  • 関空-マニラ 8999~25499円

LCCのフライト時間は、おおよそ4時間。一部例外もありますが、効率的に席を配置し、シートピッチが約70cmと狭いため、長時間のフライトは厳しいのが現実です。そのため、日本からの就航都市はアジア圏内がほとんど。

もっとも、LCCをうまく乗り継いでいけば、もっと遠方に行く、あるいはアジアを周遊旅行することも可能です。アジアにはたくさんのLCCが誕生しています。東南アジアの主要都市に就航しているエアアジアやセブ・パシフィックなどをうまく使えば、アジアのさまざまな都市に旅行できます。
春秋航空

春秋航空の路線図。上海からさまざまな都市に飛んでいます


日本に就航しているLCCの路線図もチェックしてみましょう。例えば、春秋航空を使って茨城空港からいったん上海に飛べば、そこでバンコクやパタヤ、シェムリアップ行きに乗り継ぐことができます。上海ーバンコクは安いときで片道6000円ほど。これほどLCCが増えてきたのです。「LCCを乗り継ぐ」という発想で旅行を考えてみてはいかがでしょう。

>>ピーチが国内線を値上げする?
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