疲れた頭の中をちょっとほぐしてみませんか?
今、頭の中を占領していたことをいったん忘れて違った刺激を入れてみましょう
ちょっと迷うところはとばして、先へ進めてみてください。自分の知識の再チェックともなり、間違って覚えていたことにも気が付く機会にもなりますね。自身の答えはメモしておくと、後半での答え合わせがスムーズです。それでは、さっそく始めてみましょう!
ひとことで答えられる腰痛クイズ
問題1.自然に立っている状態で、腰椎にはどれくらいの力がかかっている?1.体重の1~1.2倍の力がかかっている
2.小玉スイカ2個分の重さの力がかかっている
3.1.5リットルのペットボトル入りジュースと同じくらいの重さの力がかかっている
問題2.荷物は体に近づけて持ち運ぶと楽に感じると思いますが、体から荷物を離した場合、腰にはどれくらいの負担がかかるでしょうか?
1.荷物の重さの2倍の力がかかる
2.荷物の重さの11倍の力がかかる
3.荷物の重さの16倍の力がかかる
背骨はすべて同じ大きさの骨の集まりだと思われがちですが…
1.首の部分(頸椎)
2.背中の部分(胸椎)
3.腰の部分(腰椎)
問題4.背骨のクッション材である「椎間板(ついかんばん)」には水分が含まれています。赤ちゃんの水分量はどれくらいでしょう?
1.椎間板の水分量は90%
2.椎間板の水分量は50%
3.椎間板の水分量は30%
問題5.骨折しない丈夫な骨の目安として知られる「骨密度」。圧迫のストレスに対する耐久力が半減するのは、次のうちどれでしょう?
1.骨密度が5%減少したとき
2.骨密度が10%減少したとき
3.骨密度が25%減少したとき
問題6.椅子に座ると楽になるのは、どの筋肉でしょう?
1.背中の筋肉
2.腰の筋肉
3.脚の筋肉
気になる正解はこちら!
■問題1.自然に立っている状態で、腰椎にはどれくらいの力がかかっている?正解 1.体重の1~1.2倍の力がかかっている
例えば、前かがみの姿勢で重い荷物を持ち上げた時は、体重の1~1.2倍以上の力が加わるため、腰部の筋肉に疲労が溜まっている人は、痛めてしまうきっかけとなるかもしれせん。
手を伸ばして離れた位置にある荷物を持ち上げようとした時に腰を痛める人がいます
正解 2.荷物の重さの11倍の力がかかる
本来の荷物の重さよりもはるかに重いものを持っていることになる、ということですよね。考えただけでも疲れてしまいそうですが、荷物を体に近づけて運ぶ方が離すよりも楽、という理由は納得できましたね!
■問題3.背骨の構造はご存じですか? 背骨は「椎骨(ついこつ)」という小さな骨が一列に積み上げられたようなイメージです。さて、この椎骨、一番サイズが大きいのはどの部分でしょう?
正解 3.腰の部分(腰椎)
椎骨の中でも「椎体」とよばれる部分があるのですが、椎体の大きさは腰椎が一番大きいです。積み木のように小さな骨を重ねた背骨は、腰の部分の骨が大きいということで、安定性を保てるのです。骨と骨の間にはクッション材の椎間板があり、背骨を衝撃から守ります。
■問題4.背骨のクッション材である「椎間板(ついかんばん)」には水分が含まれています。赤ちゃんの水分量はどれくらいでしょう?
正解 1.椎間板の水分量は90%
椎間板には多くの水分が含まれているおかげで、クッション材としての機能が保たれ、背骨を衝撃から守ることができます。赤ちゃんの時は水分量は90%もありますが、加齢とともに低下していき、高齢になると60%台にまで減り、弾力性も失われてしまいます。
■問題5.骨折しない丈夫な骨の目安として知られる「骨密度」。圧迫のストレスに対する耐久力が半減するのは、次のうちどれでしょう?
正解 3.骨密度が25%減少したとき
骨に含まれるカルシウム減少により、骨はもろくなっていきますが、骨密度が25%減少すると耐久力が半減し、ちょっとした外力で骨折やヒビが入るなど、リスクが上がってしまいます。高齢者ではいつのまにか背骨の椎体がつぶれるような骨折を起こしていることも。
■問題6.椅子に座ると楽になるのは、どの筋肉でしょう?
正解 3.脚の筋肉
座ると腰の負担も減りそうですが、疲労軽減につながるのは脚の筋肉です。座る姿勢では、腰の筋肉への負担は増してしまいます。腰痛の時に椅子に座ると楽になるケースもあるかと思いますが、これは座ることで、痛みを生じる姿勢が回避できた場合と背もたれなどを使い腰・背中の筋肉をリラックスさせることができた場合です。上半身の角度によって、腰部への負担が変わります。
いかがでしたか? 難しすぎず、でも少しだけ考えるために頭を働かせる……を数回(今回は6回)繰り返すだけでもお仕事で疲れた頭の切り替えにつながったのではないでしょうか? 「いえいえ、余計に疲れました」という人は、立ち上がり、目を閉じて両手を挙げて、ゆっくり深呼吸。それとともに伸びをしてみましょう。1回ごとに腕をおろし、これを3回ほど繰り返すと、頭の方へも酸素が回りはじめ、頭の中もスッキリ、姿勢保持の筋肉の疲労回復を促します。