温泉/東北の温泉

会津若松の奥座敷!会津東山温泉(2ページ目)

会津東山温泉は会津若松の奥座敷と呼ばれる温泉地。歴史の古い温泉地で、会津民謡に登場する「小原庄助さん」ゆかりの温泉とされる他、会津藩ゆかりの温泉が多い事から、幕末の会津に集結した新撰組ゆかりの温泉とも言われます。大規模温泉地にしては、自家源泉を所有した宿や源泉かけ流しの宿が多く、温泉好きには嬉しい限り。今回は歴史的な名湯、会津東山温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

会津東山温泉の旅館

「くつろぎ宿 新滝」天然岩風呂 千年の湯 岩風呂

殿様の別荘の歴史を体感する「くつろぎ宿 新滝」天然岩風呂 千年の湯 岩風呂

会津東山温泉を代表する老舗宿は、会津藩指定保養所だった歴史を持つ「向瀧」です。今でも温泉街中心部にあって、その伝統的な佇まいに圧倒されます。歴史的に貴重な建築は、国の有形文化財に登録されています。向瀧は自家源泉「きつね湯」を利用した源泉かけ流しです。

東山温泉最古の源泉といわれる「猿の湯」は、土方歳三湯治の湯とされており、猿の湯がある「くつろぎ宿 新滝」別館の壁面には、土方歳三の顔も描かれています。「くつろぎ宿 新滝」自体、殿様の別荘の歴史があり、その歴史を体感する天然岩風呂 千年の湯 岩風呂があります。他にも多数の自家源泉を所有している事から、源泉かけ流し浴槽の宝庫で、系列の「くつろぎ宿 千代滝」との湯めぐりも可能な温泉三昧の宿です。

お湯の面でもう一軒挙げるなら、豊富な自家源泉を大きな露天風呂で堪能出来る宿として温泉好きに知られる「東山パークホテル新風月」があり、今では伊東園ホテルグループの宿として格安な均一料金で泊まれます。

他にも源泉かけ流しの宿が多い会津東山温泉らしく、会津東山温泉観光協会の公式サイトで、源泉かけ流しの宿が明記されています。既に紹介した三軒以外の源泉かけ流し宿は、次の通りです。(五十音順)
いろりの宿 芦名、源泉の宿 東山ハイマートホテル、今昔亭、庄助の宿 瀧の湯、鳥一旅館、東山グランドホテル、原瀧、ホテル伏見荘、元湯 有馬屋。

会津東山温泉の入浴施設

会津東山温泉足湯

4月中旬から11月末まで利用出来る無料の足湯

会津東山温泉には日帰り専用の施設はありませんので、宿での日帰り入浴を利用する事になります。老舗の「向瀧」は日帰り入浴を受け付けていないので、それ以外の宿で気になる宿を、下見を兼ねて利用するのが良いと思います。

なお、4月中旬から11月末まで利用出来る無料の足湯が、元湯 有馬屋の横にあります。

次ページでは、会津東山温泉の観光スポットをご紹介します。
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