小さな国土に見所満載、ギリシャのエリアガイド

ヨーロッパの南東に位置するギリシャの面積は13万2000平方km。日本の国土の約3分の1の小さな国ですが、多くの世界遺産、エーゲ海やイオニア海に浮かぶ約3000もの島々を擁す観光立国です。地方行政区分では、2011年1月に大きな変更があり、現時点で13の地方に区分されていますが、今回は人気の観光地を中心に、ギリシャをわかりやすく5つに分け、それぞれに魅力溢れるエリアをご紹介します。

首都アテネとその周辺

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アクロポリスとリカヴィトスの丘を望む

首都アテネはアティカ地方に位置し、このエリアには実にギリシャの総人口の約半分が集中しています。アテネ郊外にエレフセリオス・ヴェニゼロス国際空港があります。現時点で日本からの直行便はないですが、成田、関西、中部国際空港からはヨーロッパの主要都市に毎日複数のフライト(所要時間、約10~13時間)があり、それらの都市からアテネにはほぼ毎日フライトがあります。ロンドンからアテネは約3時間、パリからは約2時間15分、ローマからは約1時間です。トルコのイスタンブール、ドバイ、アブダビなどの中東の都市を経由するルートもあります。

アテネ観光のハイライト、パルテノン神殿がそびえるアクロポリスの丘は高台に位置しているので、市内のほぼどこからでも眺めることができます。都心のシンタグマ広場周辺には、元王宮の建物の国会議事堂、国立庭園などがあり、無名戦士の墓を守る民族衣装に身を包んだ衛兵の交替式には毎時、多くの観光客が集まります。どの街角も絵になる古く美しい街並みが残るプラカ地区、悠久の歴史を感じる数々の遺跡、1896年第1回近代オリンピックが開催されたパナティナイコ・スタジアムなど見所は尽きません。

多くの博物館の中でも、新アクロポリス博物館、国立考古学博物館には世界的に有名な作品が数多く展示されているので、初めてギリシャを訪ねる旅行者はアテネに滞在する人が大半です。

行政区画でアテネ市と呼べるのは都心の狭い範囲ですが、周辺に省庁などがある衛星都市や住宅街が延びており、南西と北東の海岸沿いにはアテネ市民が海水浴を楽しむ美しいビーチが幾つも点在しています。アテネから南西に約15kmのところには古代よりアテネの外港として栄えてきた港町ピレウスがあり、船旅をする旅行者の多くがここからエーゲ海に旅立っていきます。

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作家の村上春樹さんが長期滞在していたスペツェス島

他にもマラソンの発祥地となったマラソナス、古代の神域だったエレフシナ、アティカ半島の先端に位置し、ポセイドン神殿のあるスニオン岬などの見所があります。アティカ半島とペロポネソス半島周辺に広がるサロニコス湾には、サラミスの海戦で有名なサラミス島、エーゲ海1日クルーズで巡るエギナ島、イドラ島、ポロス島、作家の村上春樹さんが長期滞在していたことのあるスペツェス島などがあり、サロニコス諸島と呼ばれます。これらの見所は魅力満載、アテネ周辺4日間おすすめ旅プランでも詳しく紹介しています。