日本の人口減少！不動産投資は？(2ページ目)

今後の不動産などの実物投資

人が集まる都市圏においては不動産投資のチャンスがあるのです

今後、不動産などの実物投資を行う場合も、この人口減少の影響をダイレクトに受ける可能性が大いにあります。なぜなら、不動産を使用するのは人で、その価値は究極的にいれば需給バランスで決まってしまうからです。つまり、人口が減少するということは同時に、不動産を利用する人が減少するということを意味しているわけです。

では、今後は不動産などの実物投資はするべきではないのでしょうか？

答えは？？？ですが、少なくとも、これまでと同じ切り口でＯＫ・・・ということはありません。　　　

先ほどお伝えした、全国にある都市圏の2030年時点の人口予測をまとめでは、今後、日本の総人口は減少するものの、横ばいもしくは増加する都市圏が15あるといったことをお伝えしました。つまり、みんな一緒が幸せという右向け右の社会ではなく、努力した人は報われ、そうでない人は・・・という右を向く人もいれば左を向くに人もいる、社会に変わっていきます。

ですから、今後は、人が集まる都市圏においては不動産投資のチャンスがあるのです。ただし、その地域での競争はゼロではありませんし、その地域性に合っている魅力ある物件でなければ、地域が良くても収益性は劣るといったことは忘れないでください。そして今後、人口分布の差はますます拡大していくと思われますので、同じ用途の不動産でも地域によって天と地ほどの差が出るでしょう。

必ずどこかにチャンスはある！

最後に、必ずどこかにチャンスは隠されているのです。人口減少は日本全体にとってはピンチかもしれませんが、よくよく見てみると、チャンスが転がっているものです。マイナス思考にならずに、チャンスはどこにあるのかといったことを探していきたいものです。