スウェーデン/スウェーデン基本情報

旅行前に知っておきたい、スウェーデンの物価(2ページ目)

旅行は楽しいものですが、お金もかかります。旅の計画に予算は大変重要なポイントです。ここでは、スウェーデンの物価はどのくらいなのか、食事代はいくらくらいかかるのか、交通費はどうなんだろうといった疑問にお答えします。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

意外にかかる交通費

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交通費も結構かかるので、しっかり調べておきたい

スウェーデンを訪れる多くの方が、ストックホルムやヨーテボリ、マルメといった都市に空路で入国し、その後SJと呼ばれる国鉄や飛行機、バスや船などで移動すると思います。都市間を移動する場合、バス、電車、飛行機の順番に値段が上がっていきます。時期や込み具合、時間帯などによって値段がかなり変わりますが、目安としてはスウェーデン国内の移動には500~1000クローネは見ておきましょう。

滞在都市の移動をストックホルムを例にしてみてみると、ストックホルムにはバス、電車、地下鉄のチケットが共通になっており、1日(24時間)乗り放題のチケットが115クローネになります。ストックホルム市内は、チケット2枚で44クローネで1時間有効です。回数券を買うと少し安くなります。

ストックホルムには美術館と市内の公共交通機関乗り放題が組合わさったストックホルムカードというのもあるので、観光の予定に合わせて有効に使いたいですね。スウェーデンの都市は歩いて回れる手頃な町が多いのですが、他の地方都市もバスの値段は、距離にもよりますが、50クローネ前後を目安に考えるとよいでしょう。

スウェーデンのタクシーは自由料金設定になっており、各タクシーの後方ドアに料金を表示しなければいけないことになっています。この表示がないタクシーは、違法タクシーの場合がありますのでご注意ください。だいたいの目安としては、初乗り料金が80~100クローネの場合が多く、空港からホテルなど決まった距離の場合は定額料金があります。レンタカーは、半日最も安い車を借りて500クローネほどになります。

ここは減らせない、お土産代

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どれも持って帰りたいスウェーデンの伝統的な手工芸品

観光でスウェーデンにやってきて、やっぱりお金を使ってしまうのがこのお土産代だと思います。家族や親戚、知り合いへのお土産に加えて、自分へのお土産とついつい財布の紐も緩みます。

スウェーデンの有名なデザイン雑貨は人気が高いのですが、値段もそこそこします。化粧ポーチで250~350クローネ、鞄になると800クローネほどします。人気のあるコスタボーダやオレフォスといったガラス製品は、ワイングラスのペアが800クローネ、ビールグラスは350クローネほどします。スウェーデンといえば、ダーラへストと呼ばれる民芸品が有名ですが、こちらも、小さなものでも250クローネほどします。こういった贅沢品といわれるものには高い税金がかかっていますので、購入の際にタックスフリーを利用するとよいでしょう。

ちょっとした手軽なお土産には、スーパーマーケットで20~40クローネくらいのチョコレートや15クローネくらいのクッキーというのもよいのではないでしょうか。スーパーで買えるおすすめお土産も参考にしてください。

上手に利用してほしい割引制度

スウェーデンには、ほとんどの美術館や博物館、公共交通機関には、子ども料金、学生料金、シニア料金などがあります。パスポートなどの身分証明書を提出するか、学生ならば、国際学生証の提示によって受けられます。こういった割引制度をうまく利用し、お金をかけるところを選んで賢く旅行をしてほしいと思います。
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