谷啓さんが大活躍するダメなサラリーマンコメディ
■監督松森健
■主演
谷啓、京塚昌子
■DVD販売元
東宝
1968年に公開された「空想天国」は、この年の配給収入5位の、コメディ映画です。
■おすすめの理由
これは、クレイジーキャッツの中でも、植木等さんではなくて、谷啓さんが主役映画。
谷啓さんは年配になっていい役者さんだな~と思っていたので、昔の若い頃の演技も観たくてこの映画を観てみました。
物語は……
建設会社の設計部に務める田丸(谷啓)はすごい空想家。
でも、有能な社員とはいいがたく、住宅と犬小屋の設計図を取り違えるなどのとんでもない失敗ばかり。
部長に怒られたあげくに、守衛に格下げになるが、強盗が会社に入り機密書類が盗まれ、守衛長も撃たれて、その疑いをかけられてしまう……
そんな展開で、その後産業スパイを相手に田丸は大活躍。
アクションっぽくない谷啓さんなので、その目を見張るような活躍ぶりが、失礼ながら、逆に面白い!
脇役も、ハナ肇、桜井センリ、藤岡琢也、宝田明、平田昭彦などの東宝スターが勢揃いしています。
娘役の、酒井和歌子さんが、すごくチャーミングで魅力的。
ラストはハッピーエンドで、単純に楽しく観ていられる映画だと思います。