「すぐに聞いて!」は逆効果になることも

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嫌なことがあったとき、すぐに「聞いてよ!」を連発していませんか?

ただし、「今すぐ聞いて!」とすぐに電話をしたり、相談先に駆け込めばいい、という訳ではありません。

その瞬間はすっきりしますが、自分自身で考える時間を持たずに、他人に頼ると、自己解決する力が育たなくなります。

緊急性のある場合は別ですが、悩みと向き合い、どうしたらいいのか、これからどうするべきなのかを、自分でじっくり考える時間をもつことはとても大切なこと。

すぐにアクションを起こさず、少しその悩みと付き合ってみましょう。その上で相談すれば、衝動的な言葉ではなく、よく考えた末の言葉を伝えることができます。それに対して相手の意見を聞けば、建設的で現実的な答えを見い出せるでしょう。
 

「ちょっと聞いて!」を言える勇気を持とう

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自己開示できず、ストレスに押しつぶされてしまう人も多い

逆に、「ちょっと聞いて!」を言い出しにくい人もいます。たとえば、「愚痴は言わない」「弱音は吐かない」を信条とする人や、当たり障りのない会話ばかりで、胸襟を開くことに慣れていない人がそうです。

こうした人は、どうしても心の中に悩みを溜めてしまいがちです。その結果、ストレスが募って心が悲鳴を上げ、うつ病や心身症などの病気を発症してしまう人もいます。

また、その鬱屈を他者に向けて、他人を攻撃する人もいます。子どもを虐待する親のなかには、他人との関わりを持たず、1人で育児ストレスに押しつぶされている人が少なくありません。DV加害者にも、外では本音を出さず、家庭の中で暴力をふるって、ストレスを発散している人がよく見られます。
 

きっかけは身近な場所に転がっている

自他にダメージを与えないためには、一歩踏み込んで「自己開示する勇気」を持つことです。きっかけは、どんなことでもかまいません。仲良くなった人に打ち明けてみてもいいでしょうし、カウンセラーに相談してみてもいいでしょう。育児中の人なら、地域の子育てサロンのおしゃべり会などに出かけてみるのもいいですね。

「ちょっと聞いて!」から始まる自己開示によって、抱えていた悩みがすっと消えていく例はたくさんあります。私自身、カウンセラーとして、相談者が自己開示によって自分の抱える問題に気づき、人生を変えていくのをたくさん見てきました。

必要なのは、最初の一言を口に出す勇気です。その一言から、自分を変えていきませんか?
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