・南の島豚ロースのロティ
南の島豚ロースのロティ
メインの肉料理は南の島豚(宮崎産)のロティ。赤身部分も柔らかくて素材力の高さを物語っていますが、さらに白身部分も甘くて旨い! やはり豚肉は白身の旨味(甘味)でしょう。ガルニとして配された越冬キタアカリのリヨネーズや新玉ねぎのピュレーとの相性も秀逸。そして、この料理に合わせて出されたラギオールの新型ナイフが軽くて使いやすいのも嬉しいポイントでした。
・色々な柑橘とヨーグルトのパウダー
色々な柑橘とヨーグルトのパウダー
ここで、シュクル・ペティアン(子供の頃に食べた舌の上でパチパチする駄菓子をイメージしてください)入りのデザート。肉料理の後の口内をさっぱりとしてくれます。
・チョコレートのスフレ Point風
チョコレートのスフレ Point風
レストランのデザートは、なんと言っても「出来たて」の「美味しいピークの瞬間」を食せることが醍醐味の一つですが、まさにその醍醐味を存分に活かしたと言えるのが、この「焼きたてスフレ」。
ポワン風と名付けられたチョコレートのスフレは、焼きたてならではの香りと柔らか&滑らかな食感が心地良く、カカオの風味と同時に、その口解け感が生み出す美味しさの快感が素晴らしいのです。まさに「とろふわ」。添えられたカカオのアイスクリームの程よいビター感も大人っぽくキレがあっていいですね。
新たなる出発
ミニャルディーズ
アキュイール時代との一番の変化は、ぐっと広くなったオープンキッチンでしょう。そこから産み出される渾身の料理の数々。西天満から福島へと移転はされましたが、同じ大阪市内でまた中多シェフの誠実で細やかな料理が戴けることは嬉しい限りです。移転をきっかけにさらに洗練の度を深め、私達の期待に応えてくださることでしょう。
注) 「ポワン」は2017年9月から休店されています。当記事は休店前の記事となります。