記憶術/記憶術の例

Facebookで急増する「友達」。忘れないための方法は?(2ページ目)

急速に普及するFacebook。あなたの「友達」もどんどん増えていませんか? セミナーなどで1回会っただけで「つながる」ことも多く、顔と名前が一致しない「友達」も多いでしょう。そんなあなたに「友達」の顔と名前を忘れない方法をお伝えします。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

覚えているうちに繰り返せ

「1枚の絵にしてもだんだんぼやけてくるのでは……」

そう思う人もいるでしょう。確かに1回だけイメージしてもだんだんとぼやけてきます。

ずっと覚えておくためには、「繰り返し」が必要不可欠です。

「繰り返しですが……面倒くさそう」と思うかもしれませんが、繰り返しをとても楽に簡単に行うコツがあります。

それは、「覚えているうちに繰り返す」ことです。

先ほどの黒木さんの例であれば、「真っ黒な木に抱きついている黒木さん」のイメージを思い浮かべたあと、まだ明確に覚えているうちにもう一度思い浮かべてみるのです。

覚えているので、思い浮かべるのはほんの一瞬、1秒足らずでできますよね。

これが忘れかけたときに思い出そうとしても、時間もエネルギーもかかります。

早め早めに「覚えているうちに繰り返す」ことを癖付けることで、楽に、そして時間もかからずに覚えることができるのです。

静止画を動画にすればさらに強力

最後に、さらにダメ押しの忘れないための方法をお伝えしましょう。

先ほど紹介したのは「絵」という視覚イメージだけを使ったものですが、ここに聴覚、さらには身体の感覚も加えていくのです。

まずは聴覚。作った絵を言葉にして、それを口にしてみるのです。
先ほどの例でいえば……

「真っ黒な木に抱きつく黒木さん」
「真っ黒な木からジャンプする黒木さん」

など口に出してみるのです。調子を付けながら口にだすとさらに効果的です。心の中で音にしても構いません。

次に身体の感覚です。これは、イメージした絵を自分自身で身体を動かして表現してみるのです。

たとえば、「真っ黒な木に抱きつく黒木さん」であれば、あなたが実際に木に抱きついているように、手を前に出して木に抱きついているポーズを取るのです。

大きくポーズできればそのほうがいいですが、人目が気になるのであれば、軽く、たとえば手のひらと手のひらを向けるぐらいのポーズでも大丈夫です。

そして、そのポーズを取りながら、「真っ黒な木に抱きつく黒木さん」と口に出してみると、忘れようにも忘れなくなります。

なお、このように視覚、聴覚、体感覚をフルに使って名前と顔を結びつけることで、あなたの感覚も豊かになり、イメージ力、想像力が高まってきます。

ぜひ試してみてください!

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