都会のオアシス、シンガポール・ボタニック・ガーデン
シンガポールの中心地からもほど近い、都会のオアシス、シンガポール・ボタニック・ガーデン。150年以上の歴史に彩られた、広大な敷地には、熱帯の植物が緑豊かな枝を伸ばしています。観光客はもちろん、朝はジョギングに勤しむ人、昼はピクニックを楽しむ親子連れ、夕方はお散歩にやってくる人……地元の人たちにも親しまれている植物園です。涼しげな水辺もあり、市民の憩いの場
広大なガーデンを、効率的に見て回るには?
オーチャードから車で10分ほどの好立地ながら、東京ドーム13個分という、広大な敷地を持つボタニック・ガーデン。じっくり見て回るには、1日では足りないくらい。だからと言って、見るのを諦めるのはもったいない! 地下鉄サークルラインのボタニックガーデン駅も完成し、アクセスも向上。そこで、限られた時間でも楽しめる、園内のガイドお勧めポイントを、ランキング形式でご紹介して行きます!1位 ナショナル・オーキッド・ガーデン
シンガポールの国花でもあるランは、シンガポール植物園が一番力を入れている植物の一つ。1000種以上の原種、2000種以上の交配種が展示されています。マーガレット・サッチャー元英首相をイメージしたラン
日本では、明仁天皇と美智子妃、その他、先日亡くなった、マーガレット・サッチャー元首相の名前がついたものなどが。サッチャー元首相のランは、紫にグリーンや茶色の混ざった、個性的な花姿でした。
ダイアナ妃をイメージしたラン
珍しい食虫植物も
オーキッドガーデンから出て、少し離れた所にある研究施設では、ランの交配が行われ、生み出された新しい品種が、次々にガーデンに展示されています。研究の様子をガラス越しに見る事も出来ますので、時間があればぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
ボタニックガーデンの中で、ここだけ一人5シンガポールドルの入場料がかかりますが、その価値は十分にあります。ボタニック・ガーデンに来たら、絶対に外せないポイントの1つです。
2位 ジンジャーガーデン
実は生姜の仲間 極楽鳥花
人の背丈を遥かに超えるサイズに育った枝に花開く、赤やピンクの鮮やかな色合いと個性的な形の花々。生姜が、こんなに華やかな花をつけていたなんて! と圧倒されます。
あの、極楽鳥花(ストレリチア)も、生姜の仲間だったんですって!
ジンジャーガーデンの中には、ラッフルズホテルにも入っているレストラン「ハリア」があり、お茶だけや、軽くシンガポールスリングを一杯……と言うような利用もできますので、ここで一息入れるのもお勧めです。