シンガポールのお茶漬け「擂茶飯」

解説

なぜ雷?と謎が深まるネーミング

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様々なメディアでの受賞歴がずらり

「サンダーティーライス」、直訳すると、雷茶飯。一体何?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

これは、お茶の葉やハーブ、胡麻を混ぜ合わせたスープをご飯にかけていただく、中国の客家料理が基になったもの。雷、と言うのは、材料を砕くときの音が雷に似ているという理由からだそう。(厳密には、「雷」ではなく、すりつぶすと言う意味の漢字、「擂」と書きます)。お店の方によると、その歴史は古く、今から1800年近く前の「三国志」の時代にまで遡ります。三国志の英雄の一人、張飛の軍隊が疫病に倒れた時、年取った医師が作った薬草のスープにご飯をかけて出したのが始まりで、それを食べた兵士達がたちまち元気を取り戻したという言い伝えがあるとか。

2000年近い歴史と智恵が織り込まれたサンダーティーライス、現代はフードコートでとってもお手軽に食べられるのが嬉しい所。

とってもヘルシーなシンガポール風「お茶漬け」

解説

日本のお茶漬けとはだいぶ見た目も違います


解説

あっという間に出来上がります

単品で5.8シンガポールドル、玄米と白米から選べますが、せっかくなのでヘルシーな玄米で、バジルのオムレツと厚揚げのような客家豆腐とのセットを選びました。目の前でご飯の上に、豆腐や人参、キャベツ等の野菜がトッピングされていきます。ベジタリアンの人に配慮して、干し魚とイカンビリスとこちらでは呼ばれている煮干しのようなものは、入れて良いですか? と聞かれます。最後にピーナッツを添えて、別のお椀に入った特製の「お茶」とともに渡されます。

解説

ハーブの香りが漂います

この「お茶」主成分は、「擂茶」の名前の通り緑茶、さらにバジル、ミント、コリアンダー、生姜、胡麻等をすりつぶしたもの。メインはお茶ではありますが、日本のお茶漬けとはあまりにも違う見た目と香りに、これをご飯にかけるのは、慣れない方には少し勇気がいるかも知れません。

スープの味は、ミントとコリアンダーの香りが際立ち、ナッツのコクがありつつも全体的にさっぱりとしています。南国の雰囲気満点の「お茶」漬けです。

いざ、スープをかけて実食です!

解説

全体をよくかき混ぜていただきます!


スープをかけて頂くと、イカンビリスのカリカリ感、たっぷり入った野菜のシャキシャキ感、アクセントのピーナッツの香ばしさと、干した魚からしみ出して来る出汁の旨味が相まって、結構なボリュームでしたが、さらさらと食べられてしまいます。油をほとんど使っていないので、確かにとってもヘルシー。ハーブを多用しているので、えぐみがないか気になりましたが、ナッツが入っているせいか、まろやかな味わいで食べやすかったです。

野菜だけでは物足りない!と言う方は、私のようにオムレツやお豆腐のセットがお勧めですが、女性なら単品でかなりお腹一杯になるかも知れません。

ちなみに、白米バージョンも食べましたが、若干食感が柔らかく、プチプチした玄米ならでは食感が好きな方には玄米を、胃腸の弱っている方やお年寄り、お子様には白米がおすすめです。

風邪の引き始めや、疲れ気味の時、それに、ローカロリー・ローコレステロールの為、ダイエットにもぴったりとか。ちなみに、三国志の時代から続く歴史の話をお聞きしていたせいか、心なしか翌日は体が軽く、元気がチャージされた気がしました。

お疲れ気味の方、さっぱりしたローカルフードを食べたい!という方は、ぜひお試しを。

<DATA>
■擂茶飯(Thunder Tea Rice)
営業時間:10:00~22:00
住所:Food Republic@Suntec City, 3 Temasek Boulevard, Suntec City Mall #B1-115~120 Singapore 038983
TEL:+65 6336 5384
アクセス:MRTエスプラネード駅から徒歩3分

※この他にも、セントーサへの玄関口、Vivo Cityや金融街のラオ・パサなどにも支店があります。
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