豊富なコンテンツ、電子辞書
機能満載の韓国製電子辞書
また、音声が聞けるのも電子辞書の良い点のひとつです。韓国語の場合、ハングルの表記と実際の発音が違う「音変化」が起こる単語が多いので(参考:記事「目指せ!発音美人~「h」弱音化編」(All About 韓国語))、特に独学の方は学習の助けになるでしょう。
電子辞書を購入する際、日本製のものにするか、韓国製のものにするかということもポイントの一つです。日本製のものは比較的価格は高いですが、万が一のときのサポート体制が安心だということ、そして説明書が日本語で書かれているというところが大きいですね。日本製としては、カシオ、シャープなどがリリースするモデルがあります。
・SHARP「コンパクト PW-AC40」(オフィシャルサイト)
→Amazonサイトに進む(こちら)
・CASIO「エクスワード XD-N7600」(オフィシャルサイト)
→Amazonサイトに進む(こちら)
(※各搭載コンテンツは各オフィシャルサイトをご参照下さい)
バージョンアップするたびに、様々なコンテンツが搭載されるようになりますが、やはりメインは「韓国語の意味を調べること」ですから、語彙数や例文の豊富さ、質などを重視した方が良いと思います。そういう意味で上記2点は、小学館の『朝鮮語辞典』が搭載されていますので、やはりポイントが高くなりますね。また、カシオのモデルには韓韓辞典(韓国の国語辞典)も搭載されています。
そして韓国製モデルです。韓国製の電子辞書にも韓国カシオ、韓国シャープなど有名な製品がありますが、お勧めできる電子辞書として「ベスタ(BESTA)」というブランドもあります。こちらのページの、中程にある「この機種をお勧めする理由 3つの重要機能」という部分をご覧ください。
こちらは「英韓・韓英」を基本とし、「日韓・韓日辞典」、「中韓・韓中辞典」、「韓韓辞典(韓国の国語辞典)が搭載されています。また、動画再生機能、MP3再生機能、ボイスレコーダー(録音機能)等もあり、フル活用すれば語学学習にはもってこいのツールとなるでしょう。(販売代理店、アーエデュケーションでご購入の場合、BK-100(ホワイト、小) 23,900円、BK-300(ブラック、大)27,900円(送料別)→詳しくはこちら)
韓国製辞書のの説明書は韓国語ですが、「使いながら慣れていくからこだわらない」という方は良いのかもしれませんし、先の販売代理店で購入された場合は、セットアップマニュアルや基本操作などの重要な部分は日本語の資料を付けてくれます。韓国製モデルを購入する際に不安なアフターサポートも、代理店が行ってくれるので安心です。
スマートフォンアプリの辞書
韓国語学習者必携、スマホアプリの辞書。用例検索はとても便利!
スマートフォン辞書アプリの良いところは、まめにバージョンアップをしてくれることです。紙の辞書に載っていない流行語、俗語が載っていたり、例えば地方都市の名前のスペル、有名な小説の名前などの固有名詞も出てきますので便利です。
また、「用例検索」という機能があり、調べた単語が載っている例文がすべて紹介されるので、閲覧できる例文数は紙の辞書や電子辞書に比べて自然と多くなります。
ただ、無料アプリはインターネットに接続されていないと調べられないものがほとんどですので、それが不便に思われる方は、「韓日・日韓辞典(物書堂)」などの有料の韓国語辞書をスマートフォンにダウンロードすることをお薦めします。こちらでしたらインターネットに接続されていなくても、辞書を引くことができます。
以上、紙の辞書、電子辞書、スマートフォンアプリについてご紹介しました。かくいう私は3年前に中国語の勉強を開始しましたが、紙の辞書はほとんど引いたことがなく、電子辞書を購入する代わりにスマートフォンの辞書アプリを購入し(「小学館・中日日中辞典」6,300円)、これ一本で学習をしています。
アプリとしての値段は高いですが、電子辞書を購入すると思えば断然安く、また、「その単語が使われている例文がすべて出てくる」用例検索は本当に便利ですね。
一方、先ほど「紙の辞書で勉強していない方はハングルの並び順が分からないようだ」と申し上げましたが、私もその例に漏れず、中国語のピンインの並び順がさっぱり分かりません。それでも学習できていることはできていますが、中国語講師を目指していますので、これではいけないな、とも思っています。
さて、語学学習は、どう日常に取り入れるかが鍵。特に忙しい社会人の皆さんは、隙間時間を有効に使えるような辞書の選択が必要かもしれません。是非、皆さんのライフスタイルに合った辞書を見つけてくださいね!