スバル初のXVハイブリッド
スバル初のハイブリッドとして、6月下旬にもリリースされるXVハイブリッドは、すでにホームページでティーザーされ、先行予約もスタートしている。プロトタイプに試乗する機会があったのでレポートしよう。
その前にシステムの概要に触れると、エンジンは2.0L水平対向4気筒で、トランスミッションを内蔵した駆動モーターをエンジン後方に搭載し、ニッケル水素バッテリーを荷室下に積んでいる。
エンジンも燃費向上対策を実施
エンジンは燃費向上策として、ピストンヘッドの形状変更により圧縮比を10.5から10.8に高め、クールドEGRの採用やポート隔壁形状変更などを実施。さらに、ハイブリッド化にともない、アイドリングストップからのエンジン再始動用としてボンネット下にはISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)が搭載され、さらに通常の補機バッテリーも積まれている。
要はエンジンとモーターの間にクラッチを設けた、1モーターのパラレルハイブリッドで、気になる燃費はガソリン仕様の15.8km/Lから20.0km/Lに向上している。
さらにスバル自慢のアイサイトは、ハイブリッド専用となっており追従クルーズコントロールの加減速度制御、アイドリングストップやEV走行の頻度をアップし、エアコンの作動抑制などで実用燃費を向上する「ECO-C(エコクルーズコントロール)」により、最大10%の実用燃費向上が期待できるという。
次ページは、XVハイブリッドの走りについて