ミュージカル/ミュージカル・スペシャルインタビュー

熱狂のミュージカル『ヘアー』のキャストに直撃!

伝説のブロードウェイミュージカル『ヘアー』が待望の来日。1960年代にタイムスリップ。歌って踊って、キャストと一緒にヒッピーカルチャーを楽しんじゃいましょう。「アクエリアス」「レット・ザ・サンシャイン・イン」と名曲揃い。ヘアバンドやピースマークと、ヒッピーファッションで決めて、劇場に行くのもおすすめ!

三浦 真紀

執筆者:三浦 真紀

ミュージカルガイド

宣材画像

太陽を自分に取り込もう!

ロック・ミュージカルはこの作品から始まった

ブロードウェイミュージカル『ヘアー』来日公演が近づいてきました。もう、ワクワクがとまりませんね。

1960年代のニューヨークを舞台に、自由や愛を謳歌するヒッピーたちを描いた作品で、ブロードウェイ初演は1968年。当時のアメリカではヒッピーカルチャーもベトナム戦争もリアルに起きていたことでした。加えて、当時はロックがミュージカルになるなんて考えられなかったはず。時代の空気感と音楽の斬新さが話題を呼び、大ヒット。今ではロック・ミュージカルの元祖と言われ、『ジーザス・クライスト・スーパースター』や『レント』への流れはここから始まったといえるでしょう。

今回は2009年のブロードウェイ・リバイバル版での上演です。このプロダクションはトニー賞最優秀リバイバル作品賞を受賞、英国ウエストエンドでも人気を博し、『ヘアー』という作品の普遍性を教えてくれました。

元気をもらえる名曲たちがずらり

舞台写真

「ヘアー」は自由な自分の象徴。

楽曲がどれも素晴らしいんですよ。作品を知らなくても「アクエリアス」や「レット・ザ・サンシャイン・イン」は聞いたことある人が多いはず。他にも面白い曲が多いので、私はCDをしばしばBGMとして愛聴しています。何だろう、聴いているとパワーをもらえるんですよね。

特に何かに壁を感じたり、上手くいかないなあと感じた時、今までの既成概念や枠に囚われずに、もっと自由に考えよう、生きようと思わせてくれる。すると、新しいアイディアや勇気が湧いてきて、ちょこっと前に進めたりするんです。これって、ヒッピーたちの教えなのかしらね?公演に行ったら、絶対派手に踊っちゃうなあ。

さて、先日、プロモーション来日したキャストたちにお話を伺いました。気さくでチャーミングな5人は、いろんな話題にノリノリ。そのパワフルさは舞台上のヒッピーたちとそっくりでした。賑やかなお喋りをレポートしましょう。
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