人感センサ付きLED照明で消し忘れ防止
トイレには必要なときだけ点灯する人感センサ付きが向いている
ある試算では、トイレの電球(白熱電球)の点灯時間を1日1時間短縮すると、年間で430円の節約になるといわれています。たびたび消し忘れてしまうことがあるとか、何時間も必要ないのに点灯してしまったら、それ以上の損失になるということですね。
必要な点灯ならともかく、消し忘れなら単なる無駄。誰しも防ぎたいと考えるのは当然のことでしょう。こんな問題を解決するのが「人感センサ」。LED照明にも、人を感知すると点灯するセンサ付きの照明がたくさんあります。これらの製品は人が近づくと作動するので、取り入れることにより誰でも簡単に消し忘れを防ぐことができます。
廊下や階段などにフットライトがあると、夜間はとても安心できますね。こういった滞在時間が短く、通過する場所には、人感センサ付きの照明が向いています。人が近づくと点灯するので足元が明るくて安全。離れれば消灯し、必要最小限の点灯ですむため、とても経済的です。
消し忘れの多いトイレなども、人感センサ付きのLED照明がおすすめ。使用時すぐ点灯し、使用後は自動消灯するため、消し忘れ防止にとても便利ですね。
「防犯面」からも役立つ存在に
意外に消し忘れの多いエクステリアには明るさセンサ付きが便利
明るさセンサ付きLED照明の代表的なものはエクステリア照明です。例えば、門灯には明るさセンサ付きのものを選び、玄関灯には人感センサ付きのものを選ぶというのはどうでしょうか。暗くなると自動的に門灯が点灯しますが、玄関灯は家族が帰宅したときなど、人が近づいたときにだけ点灯します。また、庭の屋外照明であれば、人が近づくと点滅するタイプがいいでしょう。不審者が近づくと、フラッシュのように点滅して威嚇するので、防犯にも役立ちます。
さらに、停電時や地震の揺れを感知すると点灯するシーリングライトやフットライトもあるので、寝室や避難路となる廊下などには、こういった機能を持つ製品を選ぶとよいでしょう。
適材適所の配置でセンサを使いこなし、省エネと安心・安全を実現
センサ付きの照明は非常に便利ですが、センサの種類や設定などは製品やメーカによってさまざまです。部屋の用途や家族構成、そのときの状況によって、最も適した照明器具を随時選ぶようにしましょう。経済性を優先するのであれば、普段は人を感知して点灯する人感センサをオンにしておき、長期間の旅行の際は留守だと悟られないため、明るさに応じて点灯/消灯するようにセンサの設定を変更するという方法もあります。
大切なのは今を基準に選ぶのではなく、将来必要な明るさや機能を予測し、センサが付いたワンランク上の機種を視野に入れ商品を選定すること。LED照明の特性をよく理解し、センサなど製品機能を上手に使いこなすことによって便利に使えるだけでなく、より大きな省エネ効果と安心・安全なライフスタイルが期待できるでしょう。
【関連リンク】
照明の消費電力についてもっと知りたい方は
意外と多いあかりの消費電力
照明の節電についてもっと知りたい方は
照明別 省エネ・節電方法
照明の寿命についてもっと知りたい方は
あかりの寿命と交換時期
【関連記事】
ライフサイクルに合わせる!LED照明の選び方