スウェーデン/スウェーデン基本情報

スウェーデンのエリアガイド(4ページ目)

見所いっぱいのスウェーデンの各エリアをまとめました。スウェーデンに行こうかなと思ったときに、まずは読んでいただき、ストックホルム以外のスウェーデンの町にもぜひ訪れてほしいと思います。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

スウェーデン人の心の故郷、ダーラナ地方

スウェーデンの地域の中で忘れてはならないのが、Dalarna(ダーラナ)地方です。その昔、この地方の未婚の女性はDalkulla(ダールクッラ)と呼ばれ、よく働く家庭的な女性であり結婚相手として理想的だといわれたそう。そんなスウェーデン人にとってなんとなく昔を感じられ、暖かい気持ちにさせてくれるのが、このダーラナ地方なのだと思います。

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スウェーデンのお土産屋さんで見かけるダーラへストの置物

ダーラナ地方には、スウェーデンの民芸品としてとても有名なDalahäst(ダーラへスト)の工場があり、工房を見学することができます。夏には、夏至祭に多くの観光客が国内外から訪れ、冬には、Vasaloppet(ヴァーサロペット)というクロスカントリースキーの大きな大会が開かれます。「ニルスの不思議な旅」の作者であるSelma Lagerlöf (セルマ ラーゲローブ)の記念館や画家のCarl Larsson(カール ラーション)の記念館もあり、スウェーデンの歴史と文化、伝統に深く触れることができる地域です。

 

夏は白夜、冬はオーロラを楽しめるラップランド地方

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自然豊かなラップランド地方の風景

最後にスウェーデンの北の地方、Lappland(ラップランド)地方を。ラップランド地方は、Norrland(ノールランド)と呼ばれる、スウェーデンの国土の59%を占める北部地方の一部に位置。その広い地域に、住んでいるのは全人口のたった12%という、とても人口密度の低い地域です。

ラップランド地方の旅の入り口は、Kiruna(キールナ)です。ストックホルムからは、飛行機で1時間半ほど、電車ならば、夜行(寝台)列車で一晩かかります。ここを基点とし、夏は白夜を体験したり、Abisko(アビスコ)国立公園で自然を楽しんだりする人々で賑わい、冬はオーロラを一目見ようという観光客が多く訪れます。

ラップランド地方には、1977年にスウェーデン政府によって原住民として認めらたサーメの人々が今でも生活をしています。サーメの人々は、サーメ語という独自の言語を持っており、トナカイを放牧しながら暮らしています。ラップランドを訪れると、トナカイを角などを用いて作られた民芸品などを多く見かけます。

ここで紹介したエリア以外にもたくさん魅力的な場所があるスウェーデン、ぜひ、旅の参考にしてください。
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