中学受験でも高校受験でも共通しているのが、模擬試験(模試)の結果を参考にすること。しかしながら、模試での合格可能性が80%でも不合格になることもあれば、40%でも逆転合格することもあります。良くも悪くも、参考程度にしたい模試の結果。

子どもを塾に通わせて、何度か模試を受けさせるうちに、その結果にある傾向が現れます。すぐに結果に現れて成績が上がる子や、逆に上がらなかったり下がったりする子など。今回は、模試の結果から読みとれる、傾向と対策について紹介します。
成績変化のパターン1

成績変化のパターン1

ケースA(順調に成績が上がる)

それでは、早いうちから成績が上がる子のケースを見てみましょう。まずは、Aのケースです。順調に偏差値が上がっていくケースです。時々、多少の上がり下がりがありますが、半年間、1年間という比較的長い期間で見ると、順調に上がっていることがわかります。今やっている勉強法や学習塾が子どもに合っていると考えられます。目先の点数や偏差値の変動にとらわれず、今の学習習慣を続けることが大切です。

このように、順調に成績が推移する子は必ずしも多くはないですが、共通しているのは、「言われてことをしっかりと守る」「自分から率先してやる」「忘れ物や遅刻をしない」「授業や課題に対して不平や不満を言わない」といった特長があることです。素直で謙虚な子ほど、伸びる傾向にあります。見習いたいところですね。

ケースB(1度成績が下がる)

次に、Bのケースです。こちらは、1回目の後、やや下がっています。しかし、しばらくすると上がってきていることがわかります。これは模試とはいえ、最低でも3~4回は受けないと、その子の学力の傾向がわからないことを示しています。時々、子どもを学習塾に通わせて、すぐに結果が現れないと塾を変える人がいますが、よっぽどのことがない限り、塾をころころ変えることはおすすめしません。

ケースC(途中から伸び悩む)

Cのケースですが、順当に成績が上がったあと、やや頭打ちの感があります。偏差値45近辺で推移しているということは、この辺りが限界なのかもしれません。いくら成績が上がると言っても、未来永劫、上がり続けるわけではありません。残念ながら、その子が持っている元々の力というものがあります。それでも1回目と比べれば、偏差値が10近く上がっているので、あまり高望みせず、これぐらいの水準で良しとすることも大切です。その子の実力にあった志望校を選ぶと同時に、現状を維持することを目標としましょう。