空間を仕切るドレッシーなカーテン
1. 玄関スペースには靴脱ぎの土間と室内の床にわずかな段差がある。 2. 螺旋階段の支柱は直径50mmの無垢の丸鋼。 3. トイレは壁から突き出すタイプを取付けている。オレンジ色のカーテンの間はシャワーブース。壁面はFRP塗装仕上げ。 4. 書斎と奥の間は約17帖の広さ。天井高は2.45m。写真:坂口裕康 |
家の中は外部と内部を遮断する壁は無く、ずっと外へと空間が続いています。ここに、テキスタイルコーディネーター・デザイナーの安東陽子さんがデザインした、カクテルドレスの生地を使った色違いの袋状のカーテンを吊り下げて、フレキシブルな間仕切りとして使っています。
あたかも襖(障子)の世界を新しいコンセプトで解釈した様な柔らかな「カーテン」で、硬質なコンクリートの空間に様々な層を造り出しているのです。
◆建築データと建築家プロフィール