建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

蛇腹状のRC躯体に住む[高田馬場の家](4ページ目)

高田馬場の駅に程近い、低層のマンションやオフィスビルの建ち並ぶ閑静なエリアの「ウナギの寝床」の敷地に、ユニークなコンセプトのコンクリートの家が建ちました。壁と床がジグザグに折れ曲がり、3階建ての全てのフロアに間仕切り壁を持たないという、前代未聞のデザインです。

執筆者:川畑 博哉

18mの眺めのいいテラス


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3階
1. 3階のリビングの天井高は約2.5m、間口は約1.4m。
2. ラワン材で造られたキッチンカウンターの高さは95cm。
3. 照明やオーディオや換気扇のスイッチは天袋収納の底にある。
4. キッチンカウンターにはイタリア製のレンジとオーブンを組み込んでいる。
5. ダイニングの天井高は約2m、間口は約2.1m。テーブルとベンチは、55mm厚のタモ材にスチールのバーを曲げ加工した脚を取付けている。


螺旋階段を昇りきると、黒いソファーが置かれたリビングです。間口は1.6mしかありませんが、テラスに向かうガラスの引戸を開けると、外と一体になります。全体の中心にはキッチンカウンターが位置を占め、その奥にダイニングが控えています。
リビングのソファーとダイニングのテーブルやベンチは、他の全ての家具と同様、FBA(Florian Busch Architects)のデザインをもとに、京都の家具屋「木印」の溝上吉郎さんが制作したものです。

◆建築データと建築家プロフィール


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