手紙の書き方・文例/敬語の使い方

「今度」の敬語は?ビジネスの場・メールで使える丁寧な言い換え

敬語で「今度行きます」「わかりました」とメールや会話の中で言いたいとき、どう言い換えればいいでしょうか。普段づかいの言葉はすんなり出てきても、ビジネスや改まった場面での言葉づかいとなると、すぐには言葉が出てこないということもありますね。覚えるまでは大変でも、一度覚えてしまえば応用もできます。そんなよく使う言葉の敬語表現の例を見直してみましょう。

井上 明美

執筆者:井上 明美

手紙の書き方ガイド

よく用いられる言葉を敬語表現に言い換えた例

「また今度」って敬語で何て言う?

よく使う言葉も、それを敬語表現に言い換えるとなるとすらすら出てこないことも!

普段の言葉ならば迷わずにすんなり出てくるものでも、ビジネスや改まった場面での言葉づかいとなると、すぐには言葉が出てこないということもあるものです。言葉づかいはすべてがマニュアル通りにいくものでもありませんが、ある程度基本の形を知り覚えておくことで、困らず応用していくことができます。
ここでは、お客様や目上の人相手、やや改まった場面などでよく用いられる言葉を敬語表現に言い換えた例をいくつかあげてみましょう。

普段語          →       改まり・敬語表現
「そうです」               「さようでございます」

「わかりました」             「かしこまりました」
                                                          「承知いたしました」

「わかりません」              「わかりかねます」

「できません」               「いたしかねます」 

「知りません」                  「存じません」
                                                      「存じ上げません」

「知っています」                 「存じています・おります」
                                                          「存じ上げています・おります」 

「知っていますか」              「ご存じですか」 

「こっちはどうですか」            「こちらはいかがでしょうか」

「ちゃんと聞きました」            「たしかに承りました」

 

次の言葉を敬語表現に言い換えた場合、どんな言い方になるでしょう?

Q1:「今度来るときに持って来てください」    

Q2:「ぜひ来週にでも会いたいのですが」

Q3:「とても難しいのはわかっていますが」

Q4:「決めたのはいつごろですか」

Q5:「なんとか受け取ってください」
 

 

解答は次の通りです。

それぞれの解答例

Q1の解答例    
「次回いらっしゃるときに・お越しになるときに お持ちください」
Q2の解答例
「ぜひ来週にでもお目にかかりたい・お会いしたい のですが」
Q3の解答例
「非常に難しいことは承知いたしておりますが」
Q4の解答例
「お決めになったのはいつごろですか」
Q5の解答例
「どうかお納め(になって)ください」 「どうぞお受け取り(になって)ください」 など。  


言っている内容は同じでも、改まった言葉を用いたり敬語に変えることで丁寧な敬意の高い言葉になるのはもちろんですが、言い回しがやわらかくなる効果もありますね。ぜひ基本の表現を覚え、場面に合わせてうまく応用しましょう。

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