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中国語 日課としてのトレーニング! ~初級編~

「語学」というと文法、単語の地味な繰り返し……実際間違いではないのですが、こればかりだと辛いイメージが先行してしまって続けることが難しいかもしれません。実は「続ける」ことよりも「やめない」ことの方がハードルが圧倒的に低いです。わたしも普段は「続ける!」というような強い意志で学んでいる訳ではないように思います(笑)。今回から数回にわたって「やめない方法」をレベル別に見ていきましょう。

金子 真生

執筆者:金子 真生

中国語ガイド

あ

北京の地下鉄路線図。声調を除いたピンインで音が表記されています。

 

初級段階ですべきこととは?

誰が何と言おうが、ピンインと声調の習得です!

「中国語は発音が難しいから……」という声をしばしば耳にしますが、英語や韓国語、フランス語などの発音は簡単なのでしょうか。そもそも、「簡単な発音」とは何でしょう?ピンインは、いくつかの例外を正確に押さえれば、比較的短期で習得することができます。必ず押さえましょう。

レッスンに通っている方は、レッスンで読み間違ったもの、聞き間違ったものを必ずチェックして、レッスンから帰宅したタイミング、そしてご飯を食べているとき、寝る直前などにそのミスした箇所を何度も「思い出す」ことが効果的でしょう。毎回同じところで注意されてしまう場合、そのふりかえりができていないことが多いです。

独学で取り組んでいる場合、一番苦労するのは発音をチェックしてくれる人がなかなか見つからないことですね。そんな場合は是非、録音をしましょう。録音を聞き、正しい音源の発音と比較するのです。その場合も、間違ったものを時間をおいてふりかえることが大切です。

中国語の発音が難しいと言われる理由としては、ネイティブの発音にバリエーションが多い割には、非ネイティブであるわたしたちの発音を受け入れるストライクゾーンが比較的狭いことにあるような気がします。ですから、ピンインの正しい習得は不可欠なのです。

日課

ことばを勉強する場合、それがたとえ母語であったとしても、トレーニングしないとみるみる衰えていきます。

また、「始めてみたものの、何をしていいのか分からない」という声もよく聞かれます。そんなときは、トレーニングメニューを先に考えることがオススメです。そうすることで、少なくとも「退化」はしないですし、基礎的なことがらを何度も繰り返すことで必ず次のステップへの足がかりとなります。

どこが弱いのか、またどこを強化したいのか、それによってこなすべき内容は異なってきます。そして、こういったメニューは3ヶ月ごとくらいに見直して、理想の形に修正していくことが必要ですね。3ヶ月、同じことに取り組めば、必ず何らかの変化があるからです。このトレーニング方法の見直しも、上達のためにはだいじな要素になってきます。

次ページで、具体的なトレーニング方法を見ていきましょう!

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