カナダ/カナダの観光・見どころ

東部カナダの都市を結ぶ、VIA鉄道コリドー号(2ページ目)

トロント、モントリオール、オタワ、ケベックシティなど、東部カナダの大都市を結ぶ列車がコリドー号。VIA鉄道の大動脈と言える路線を走る都市間連絡列車がコリドー号。

執筆者:下村 猛

座席はエコノミーとビジネスの2タイプ

ガイドが乗車した列車では座席配列はエコノミー、ビジネスともに2+1の全く同じもの (C) Blue Works

ガイドが乗車した列車では座席配列はエコノミー、ビジネスともに2+1の全く同じもの (C) Blue Works

VIA鉄道の列車では、座席そのものが比較的大きいため、エコノミークラスでも、かなり余裕がありますが、エコノミーとビジネスの差は、むしろ座席以外の部分にあります。以下、ビジネスクラスの料金に含まれるものです。

ガイドが食べた昼食のメインディッシュ (C) Blue Works

ガイドが食べた昼食のメインディッシュ (C) Blue Works

  • 食事(ワインなどアルコール類含む)
  • パノラマラウンジの利用
  • ターミナル駅での優先乗車

食事ですが、前菜、メインと別々にサーブされる本格的なもの。カートに載せて、各座席まで運ばれてくるので、機内食と同じようなものと考えれば、良いでしょう。ワインを片手に、のんびり車窓を楽しむ優雅なひとときを過ごせます。

パノラマラウンジは、モントリオールやトロントといったターミナル駅に設けられている、ビジネスクラス専用ラウンジ。ここも航空機と同じようなサービスですが、乗車までの時間を過ごすため、ゆったりとしたソファー、スナックやコーヒー、紅茶などが用意されています。

 

ネット繋ぎ放題。公衆無線WIFIとコンセント付き

コンセントの形状は日本とほぼ同じで、繋ぐことは問題なし。ただ、電圧が異なるので、利用は自己責任で (C) VIA Rail Canada

コンセントの形状は日本とほぼ同じで、繋ぐことは問題なし。ただ、電圧が異なるので、利用は自己責任で (C) VIA Rail Canada

エコノミー、ビジネス問わず、ターミナル駅のみならず、コリドー号車内でも、ネット接続環境が用意され、いくらでも接続可能です。スマホ、タブレット、ノートPCなどをお忘れなく。

各座席にはコンセントも用意されており、バッテリーがなくとも利用できます。ただし、電圧は日本より若干高めの110Vなので、精密機械の利用は微妙なところ。ご注意を。

荷物の扱いとタバコなど

航空機に似たサービス内容のVIA鉄道ですが、大きなスーツケースなどを持っている場合、航空機同様に車内預けとなります。また、列車は全車全席禁煙。これらVIA鉄道乗車に際しての注意事項は、VIA鉄道の記事をご参照ください。

<DATA>
VIA Rail "Corridor"
運行本数、所要時間:路線によって異なる。上記参照
座席タイプ:ビジネスクラス、エコノミークラス
料金:路線によって異なる。トロント~モントリオール 39カナダドル~、モントリオール~ケベックシティ 29カナダドル~など
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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