GWなどの大型連休に格安で海外旅行に行ける可能性はゼロではない!

大型連休の風物詩、渋滞

大型連休の風物詩、渋滞

せっかくの連休、たまには海外にでも行きたいなあと思ってはみたものの、毎年テレビに映されるのは新幹線の乗車率やごった返す羽田空港、ヘリから撮影した高速道路の渋滞の映像などなど。しかも、海外航空券はJRの運賃とは違いピーク時にはぐっと高くなります。

「家でゆっくりしてた方がいいや」と思いたくなるのも無理はありませんが、最初からあきらめてしまうのはもったいないですよ!

下記3つの方法を、ぜひ検討してみてください!

その1 まず、LCC(ローコスト格安航空会社)で探してみる

ピークシーズンはLCC(ローコスト航空会社)でお得に海外へ行こう!

ピークシーズンはLCC(ローコスト航空会社)でお得に海外へ行こう!

当たり前のようで恐縮ですが、これには理由があります。海外個人旅行でよく使われる大手航空会社の「格安航空券」ですが、この正体は包括旅行運賃(IT運賃)といって、パッケージツアー用などに旅行会社が大量に仕入れた座席のバラ売りが基本です。

当然、その価格は市場(シーズンや搭乗率など)の影響を強く受けますし、交渉による部分もあります。ただでさえ混雑している日の座席を、航空会社が安く卸すはずがありません。結局ピーク時の航空券は旅行会社で扱っているものも正規割引運賃だったりして、航空会社のホームページで直接予約するのと変わらないなどということもありえます。

つまり、ピーク時の航空券を格安航空券で探すということは、発想からしてちょっと違っていると言えないこともありません。
LCCはインターネットでの予約が基本

LCCはインターネットでの予約が基本

しかし、LCCに格安航空券は存在しません! もともと安いから、ではありません。全座席がインターネットを中心とする直販だからです。言ってみれば全て紛れもない正規割引運賃です。多くのLCCは残席数によって運賃が上がったり下がったりします。

早く予約すればするほど安い運賃で取れるチャンスが大きくなります。これは、割り当て分の座席がなくなれば販売終了の格安航空券とは似て非なるものです。ピーク時であっても早い者勝ちでとてもお得な料金で予約することができます。この点は、ピーク時にはそもそもお得な料金設定がない格安航空券に比べて納得感があるのではないでしょうか。

しかも、例えばゴールデンウィークに旅行へでかける場合に間近の4月を迎えてからでも、「本当にGWにこの料金でいいの?」と思えることもしばしばあります。是非チェックしてみましょう。

日本発の代表的なLCC

格安航空券は電話回答待ちのことも多い

格安航空券は電話回答待ちのことも多い

もう一つの理由として、ピーク時に格安航空券を申し込むと、「回答待ち」にさせられることがけっこう多いことが挙げられます。その日にその運賃で座席を提供すべきか否か、空席状況を見ながら航空会社が(時にアナログで)判断する(もっといいお客さんがいたら、そちらに席をまわす)ということなのです。

中小旅行代理店のうたい文句に「~航空、~方面に強い!」というのを良く見かけますが、強い弱いがあるのはこういう事情にもよるものです。

散々待たされたあげくにNOの回答ではせっかくの連休の計画が台無しです。その点、LCCなら空席ありかなしか、その場の画面上で白黒はっきりします。これは、実に有利な点といえるでしょう。

その2 ゴールデンウィークとお盆は、海外発券や船便を使ってみる

韓国には多くのLCCが就航する(写真は消失前の南大門)

韓国には多くのLCCが就航する(写真は消失前の南大門)

年末年始とゴールデンウィーク、どちらが国際航空便の予約が取りやすいかと言えば、もちろんゴールデンウィークです。理由は簡単、ゴールデンウィークは日本だけの連休だからです。つまり、日本を一歩出れば連休でも何でもなくなるのです。お盆も、夏休みということはありますが、基本的には同じです。

これを利用して、日本から一旦近隣諸国まで行き、その都市発の航空券を別に買うということがテクニックとして可能になります。ただしこれは、その先ある程度遠くへ行くということが前提です。遠くへ行けば行くほど、この海外発券のメリットは大きくなります。

この場合、オススメなのが、ソウルと香港です。いずれの都市も日本からLCCの就航があり、格安航空券でいくにしても比較的安価で行く事ができます。

韓国には多くのLCCがあり、ソウルから先もLCCということもできますし、普通の格安航空券も大体日本と同じくらいの値段で世界中どこへでも行く事ができます。

韓国のLCC
船で韓国へ行けばお得な航空券が手に入るかも!

船で韓国へ行けばお得な航空券が手に入るかも!

それから西日本の方にはかなり現実的な選択肢となりうるのが、釜山への船便です。福岡から釜山までは高速船で3時間、下関からは夜出発して朝に着きます。

わざわざピーク運賃の飛行機に乗るため関空まで出るよりも、釜山へ行く方が安くて楽ということは場所や時間次第で大いにありえます。

 
JR九州高速船のホームページ (博多・対馬から釜山へ)
カメリアラインのホームページ (博多から釜山へ)
関釜フェリーのホームページ (下関から釜山へ)

釜山で釜山発の航空券を買っても良いですし、釜山からソウルへの移動手段はいくらでもあります。
香港には中国本土や南アジア、中東への航空券が豊富

香港には中国本土や南アジア、中東への航空券が豊富

また香港まで行くと日本からの航空券がやや高くなりますが、南アジア、中東、アフリカ方面への便の選択肢が劇的に増えます。また、中国国内への便も当然ながら非常に充実しています。

香港のLCC

同じく日本のピーチ、バニアエア、さらにジェットスターも東京や大阪から香港へ就航しています。

これらソウルや香港からの格安航空券はインターネットで探すこともできますし、日本の大手旅行代理店なら支店を持っていますので、そこで申し込むこともできます。

その3 マイレージで予約してみる

もしかしたらこれを一番に書くべきだったかもしれません。ただでさえ席が取りづらいのに、マイレージでタダで行ける訳ないじゃないかと思われるかもしれませんが、意外と取れるんです、これが!
マイレージで海外無料航空券を手に入れよう!(写真はイメージです)

マイレージで海外無料航空券を手に入れよう!(写真はイメージです)

早めの予約ももちろん大切ですが、直前のタイミングも狙い目かもしれません。ピークなのに結局席が埋まらなかったりした場合、予約がとれてしまってもおかしくはありません。ただしマイレージプログラムによって座席提供のルールは違いますし、日によって除外日設定がある場合もありますので留意してください。

貯まったマイルがある人は、ぜひダメモトで試してみてください。さすがに、連休初日の出発便や最終日の帰国便などは難しいと思いますが、希望日や希望の便を少しずらしてみると、「この便なら空いてます」という嬉しい回答が返ってくる確率がぐっと上がります!

料金の高いゴールデンウィークや年末年始にタダで海外へ行ければ、これほどの有効なマイレージの使い方はありません!

また先ほどの海外発券とミックスして、ソウルや香港、あるいは台北までLCCで行き、そこからマイレージ(あるいはその逆)というのも上級テクニックとしてオススメです! 今は全日空、日本航空をはじめほとんどの大手航空会社が世界のいずれかのアライアンス(航空会社連合)に所属していますから、マイレージ予約の場合はそのアライアンスグループ内のどの航空会社を使うのも自由の場合がほとんどです。

つまり、日本、韓国、香港、台湾、どこから出発してもほとんど同じということです。ANAやJALのマイレージだから必然的に日本から出発しなければならないなんてことは決してありません! ならば、ピークの混雑を避けるためにお隣りの国から出発するのは検討の価値ありだと思いますよ。

お得に旅行に行ける時代が到来!

かつて、大型連休はどこへいっても大混雑だった……

かつて、大型連休はどこへいっても大混雑だった……

なぜピークにもかかわらず色々お得な旅行が実際に可能になってきたのでしょうか。これは推測の域をでませんが、かつて日本社会が右肩上がりの成長を続けていた時代には、大型連休ともなれば全国民が一糸乱れずレジャーを楽しむ時代が続いていました。スキーのリフトに乗るのに2時間待ちなんて時代がほんの少し前に確かにありました。

しかし、低成長時代を迎え、個人の価値観が多様化した今、そのような現象はすでに過去のものとなりつつあります。簡単に言えば、大型連休だからといってそんなに混雑する時代ではなくなったということです。これは、喜ぶべきことなのか悲しむべきことなのかは難しいところですが。

いずれにしても、お得に旅行できるのは嬉しいことです。ちょっとアンテナを伸ばしていろいろ探してみてください!

※上記データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。