酸性とアルカリ性の食品とカラダへの影響
小麦製品は酸性なので控えるべき?
「アルカリ性食品」:野菜、果物、海藻、きのこ、大豆など
この分類を見ても分かるように、高タンパク、高脂肪に偏りがちな欧米化した食生活だと「酸性食品」をたくさん摂ってしまうことになるので「アルカリ性食品」が不足しがちになります。
酸性の食品は消化の際に体内の酸性度を高め、有害な細菌が活動しやすい状態を作ってしまうので、病気になりやすいといわれています。また、カラダが酸性に傾くと栄養素を消費するのに疲労感を感じたり、ボーっとしたりする傾向にあるともいわれています。その他、肌が乾燥しやすくなったり、胃痛や胃潰瘍といったトラブルを招きやすいそうです。
いっぽうアルカリ性の食品は腸の動きを活発にする働きがあるため、体重の減量=ダイエット効率も促してくれます。その他、免疫力を高め、肌色や肌の質感を滑らかにしてくれるというメリットがあるそうです。
『アルカリ性ダイエット』の実践方法
『アルカリ性ダイエット』とは、70パーセントの食事をアルカリ性にすることが基本ルールとなります。よって、でんぷん質を含む穀物や野菜、白米やパスタといった小麦製品、乳製品、肉や魚、貝類などの酸性の食物には注意が必要(全くNGということではありません)。さらに、紅茶、コーヒー、砂糖、甘味飲料、アルコールはNGとなっています。
『アルカリ性ダイエット』で食べる内容は、菜食主義と似たようなものになります。新鮮な野菜や果物、大豆製品や豆類といった食品を推奨しているので、普段から和食メインの食生活を送っている日本人にとっては案外実践しやすいダイエット法かもしれません。
逆に欧米風に偏った食生活の人だと慣れるまで大変かもしれませんが、脂質や糖質を抑えることができるので、早いダイエット効果が期待できると思います。