明るさと心地よさ

背景の夜景がきれいに見える

背景の夜景がきれいに見える芝生広場

ところで、上の写真を見て何か気付くことはないでしょうか?まずは、奥の夜景に目が行くと思いますが、手前には、広い芝生エリアとベンチが見えます。ただ照明器具がほとんど写っていないと思いませんか?

実際に通路などの部分的な照明のみとなっていますが、夜間でも建物や道路灯など周囲光の影響で、安心して歩ける程度の明るさは確保されているように見えます。おそらく近辺のエリアも明るさを抑えているため、目が暗さに順応しているせいもあるのでしょう。ここでは、芝生部分が明るくない分、向こう側の景色がきれいに見え、2人でベンチで過ごしてもリラックスできる場となっています。

一方で、暗いと陰気に感じる歩道橋の桁下は、スポット的な光で明るく照明し、連続的に見せています。このように、明るさや照明手法を場所や周囲の景観に合わせて設計することで、心地よい雰囲気が生まれています。
桁下はスポット的な光で明るい

桁下はスポット的な光で明るいが、水際は低位置照明で夜景が見やすい

一般的に、公共空間の照明では、第一に安全性や治安面、続いて省エネを含む経済性が重視され、雰囲気や快適さは二の次になってしまうこともあります。夜景スポットと言われる場所でも、ギラギラと光って眩しいポール灯が設置してあったり、空間全体が隅々まで明るく落ち着かなかったりという例も多いです。そこからとる写真や眺める景色はきれいでも、残念ながら長時間過ごしたいとは思えません。

象の鼻パークでは、平日に訪れても、ベンチに座りながら景色を眺めたり、夜の散歩を楽しんだりと、のんびり過ごす人を多く見かけます。横浜近郊に住む方や、何度も訪れる方も多いことが想像できます。また、視点を変えて夜景を楽しむには、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」や「横浜赤レンガ倉庫」まで足を延ばすのもお勧めです。
横浜赤レンガ倉庫

食事や買い物も楽しめる横浜赤レンガ倉庫


【象の鼻パーク】
最寄駅:みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩3~5分
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